銀杏BOYZとマッサージ
NHKの朝ドラ「ひよっこ」で峯田和伸と銀杏BOYZという名前を初めて知った両親が、銀杏BOYZの曲を聴きたいというのだけど、めんどくさいので「あんまり好きじゃないと思うよ〜」と流している。
昨日は、仕事が終わった後に、両親の趣味であるマッサージに付き添ってきた。(奢ってくれるというので。ラッキー!)
うちの両親は大して体を動かしもしないし、かといってずっと机に縛られているわけでもないのに週1ペースでマッサージに行く。
メンテナンスではなく、完全に、趣味なのだ。
近くにあるアウトレットモールに入っている、チェーンのマッサージ店は、可もなく不可もなくという感じ。
つまり、てきめんに体が軽くなることはないけど、マッサージされている間は心地よいし、値段も手頃だし、清潔感があるし、揉み返しが来ることもない。
昨日私を担当してくれたのは同じ歳くらいのお兄さんで、力加減が割と強めで気持ちよかった。
こう言うと変態くさいけども、美容院でもマッサージ店でも、私は割と男性に担当されるのが嫌いじゃない、というか女性より好き。
力加減もなんだけれど、なんとなく、異性の手に触れられるというのは落ち着くところがある。自分は欲求不満なのか…?と思うこともあったけれど、そういうわけでもないっぽい。
これはあまり共感してもらったことがないし、引かれることもあるので、普段は黙っている。
あと、生理的に受け付けない男性ももちろん、一定数いるのだけれども。
施術中、ご飯前だったから何回かお腹が鳴ってしまって、とても恥ずかしかった。
腕が凝ってそうだから重点的にお願いします、と言ったのに、大して凝っていなかったのか片腕1分くらいずつしかしてもらえなかった。
ここのマッサージ店のいいところは、施術が終わった後に、どこが特に凝っていたのか教えてもらえるところ。
お兄さんには「肩甲骨まわりが特に凝ってましたね、猫背に気をつけてくださいね」と言われた。
そういえば腕の付け根あたりの背中から肩をめっちゃ重点的にやってもらったような。
腕の凝りの感覚はここのせいだったのかな?腕も不思議とすこし楽になった気がした。お兄さんすごい。
いつもなら、マッサージ後はモールに入っている丸亀製麺でうどんを食べて帰るのだけど、今日はお中元で届いた松阪牛が家で待っているので直帰。
いい肉はワサビのみで食べろ、というのが父の譲れないところらしいし、もちろんそれが肉の味を噛みしめるにはベストなのだと思う。あるいは塩とか。
でもたまーに、甘辛の焼肉のたれで食べたいときがある。
うちにはエバラ焼肉のたれ甘口があって、この味がめちゃくちゃ好き。
昨日も、父の目を盗んで、一切れだけ、焼肉のたれで食べる。めちゃくちゃ美味しい。
私、ダイエットが成功したら、焼肉屋で、ライスの大に、タレがダラダラの肉をのっけて食べたい。
あまりに両親が銀杏BOYZ聴きたいというので、どんなんだったっけと聴いたら懐かしさが爆発した。
BABY BABYを聴くと、なんだか高校時代を思い出してソワソワ。
夢で逢えたら、駆け抜けて性春、漂流教室、援助交際あたりが、ほんとに銀杏BOYZって感じだ、
あいどんわなだいは大学受験の時聞いてたから、苦しさを思い出す。
そして合わせてGOING STEDYの曲を聴くと、あー私ゴイステの方が好きなのかも、と思う、
佳代、銀河鉄道の夜あたりがほんとに好きだった。
懐かしさの勢い余って両親に聴かせたら、「可もなく不可もなくって感じだね」と適当なコメントされた。
銀杏BOYZは青春のメロディなんだよう。
ともあれ、ひよっこの宗男おじさんはとても良かった。
なんだか久しぶりに中身がない日記のようだ。
犬がめちゃくちゃ怠惰な姿勢で昼寝をする。
優しくない先輩
前々回の記事(ノートが好き。 - ピンクとキラキラ)でちょっと触れた、私によく「本気でやれ!」と怒鳴っていた先輩のことをいろいろ思い出したので、まあまあ面白いし書き留めておきたい。
先輩、すみません!
まず、先輩とは入社後半年、つまり2015年秋くらいからまるっとほぼ一年ほど、2人でいろんなプロジェクトを担当してきた。
担当、というのは、プロデューサーが代理店からとってきた案件を、制作進行する、ということ。
制作進行とは、具体的には、監督やカメラマン、照明屋さんやスタイリスト等を発注したり、代理店との打ち合わせを組んだり、キャストのオーディションを行なったり、撮影場所をおさえたり、クライアントへの資料を作ったり、編集を仕切ったり。仕事はありすぎるほどある。
撮影の時に、「カチンコ」と呼ばれるアレをカチン!とするのも我々の役目。
これらをベテランの先輩と手分けして進めていく。
先輩は、実質CM業界10年目の人だったので、ベテランの域。なんなら1人でも出来ちゃう。
つまり、わたしは先輩にベッタリついていろいろ勉強させてもらっていたということだ。
ここでちょっと先輩という人間を想像してほしい。
見た目は、背が低くてガリガリで目つきが悪くて、無精髭を生やしている。少年おじさんって感じ。
(免許証の写真は「ガラが悪い」を体現していた。)
お酒もタバコも高校生からやっていて(ダメ、絶対!!)、バリバリ北関東の不良なのに、出身高校は県内トップクラスの進学校。
一浪して、都内の芸術系大学に進み、映像を学んだのかと思えば、「専攻は染色だよ、悪りぃかバカヤロー」。
(染色!)
先輩は、声は小さく無口だけども、社内でもトップレベルに体育会系で、殴りこそしないけれど、
・舌打ち
・怒鳴る(普段は声小さいくせに急に怒鳴る)
・椅子を蹴る
という3コンボ技を持って、私という新入社員を威嚇…もとい叱咤激励していた。
しかし、先輩はある意味プロで、取引先の前ではそんな柄の悪さをおくびにもださず、ニッコニコし、テキパキと仕事をこなす、信頼の厚い人だった。
それに対して、私は、新人ということを差し引いても、あまりにも鈍臭く、言われたことすら満足にこなせず、何度も尻拭いさせてしまうこと数えきれなかった。
よく、撮影で急に必要になるものを想定できなかったり、打ち合わせで急に言われた資料をパッとだせなかったり、タレントの部屋に入れるストローをかき氷用のストローにしてしまったり(これは一回だけ)した。
そのたんびに、
「本気でやってないからこういうことが起こるんだよ」
「シュミレーションしろ。何が起こるか、その時何が必要なのか、いつでも何回でも考えろ。」
「そんなんだと、1人になった時何もできないからな。俺は知らないよ。ちゃんとやれ。」
もうちょっときつい言葉だったけど、こんなことを言われていた。
わたしはわたしなりに、ほんとに本気でやっていたし 、たくさんシュミレーションしたし、いつかは1人で担当したいと思ってやっていた。
それでもいつでも先輩をイライラさせてしまうポイントをしっかり抑えてしまうらしく、最終的には撮影現場でスタッフたちの前でガンガン怒鳴られ、スタイリストのお姉さんに「だ、大丈夫…?」と恐る恐る声をかけられてしまったりする。
わたしと仕事をするようになってから、先輩は「撮影の時だけキレるPM」というレッテルを貼られてしまった。本当は私のせいで毎日キレているのに。
でも、先輩は良くも悪くも体育会系で、よく私を飲みに連れて行ってくれた。たぶん、可愛がってもらっていたのだと思う。
プロデューサーに、よく先輩と二人で飲みに行くと言ったら、「あいつとサシで飲めるのお前くらいだよ」と言われた。
確かに、先輩は声は小さいから居酒屋では掻き消されるし、私の話をつまらないと言う割には自分の話もわりと下世話でつまらなかった。
私をガールズバーに連れて行ったのはいいけども、先輩は女の子と満足に話せず、逆に私が女の子と盛り上がってしまった。
カラオケスナックに連れていかれ、歌えと言われて歌っていると、いつの間にか先輩はベロベロになって寝ていた。
それでも、誘われればフラフラついて行っては、先輩の昔の話や、90年代のトレンディドラマが大好きな話を聞きながら私もベロベロになって、彼氏に怒られていた。
でももちろん、楽しいことばかりじゃなくて、ある時には、やっと予約の取れためっちゃ美味しい焼肉を食べながら、最近のわたしの失敗について懇々と説教されて、滅茶苦茶に泣いて、全然肉の味がしなかった。
先輩が後輩を飲みに連れ出すのは、もはや少しの強引さがあっただけでパワハラ、アルハラと言われる昨今。
でも、私と先輩という間柄においてだけ言えば、社内でいつも怒鳴られてばかりいたからか、飲みニケーション(死語なのかな)は本当に大事だったし有り難かった。
先輩が怒るのも怒鳴るのもイラつくのも、たぶん私の成長を願ってくれているからこそだというのは、痛いほど伝わってきた。
先輩は、
「お前の思うようにやってみろ」
「自分なりにやってみろ」
「お前がいいと思うものを選んでみろ」
「ダメだったらちゃんとすぐ報告しろ、俺がなんとかするから」
と、私の自主性を尊重してしっかり「指導」してくれていた。
まあもちろん、自分なりにやった結果がダメだったらめっちゃ怒られるんですけど。
でも、忙しい中にあって、仕事を覚えるには、自分で考えて自分で失敗することが大事だと、身をもって感じた。
先輩のおかげで他の上司に成長を褒められることもあったから、毎日怒鳴られていただけではなかったのだと思う。
誤解を与えないように言うと、CM制作会社としての雰囲気は、もっと和やかでアットホームな感じだった。
舌打ちは他にもする人はいたけれど、怒鳴ったり椅子を蹴ったりするのは、先輩が私に対してだけだったように思う。
他の上司たちは、わたしがパワハラとかを理由に辞めたり滅入ったりするのを心配して、「辛かったら相談しろよ」と言ってくれたけど、人に相談するほど辛いとは思わなかった。
多分、先輩がうまく私をサポートしてくれていたからだと思う。
先輩は、昔のもっと厳しい体育会系かつ理不尽な環境の中で、野心を持って続けてきた人だった。
あんなに怒鳴られても大丈夫なんて、メンタル強いね、とよく言われたけれど、たぶん、根気強く私を面倒見ていた先輩の方がメンタル強いと思う。
私がやめるまでの数ヶ月は、一蓮托生、みたいな感じだった。
先輩はプロデューサーに昇進する一歩手前だったから、だいぶ大きな案件を何件か抱えることもあって、私がつきっきりで細かい仕事をしないと回らないこともよくあった。
会社で送別会をしてもらった時に歌った、山口百恵の「さよならの向こう側」は完全に先輩に向けていた。
私の代わりはいくらでもいる。
だから多分先輩は今でも、わたしより出来の良い後輩と、変わらずに仕事をしていると思うし、
私より前にも、先輩と一緒に仕事をしていてやめて行った人たちがたくさんいる。
先輩にとっての私は、大勢いる「かつての後輩(出来は悪いが酒の付き合いは良い)」の1人だと思う。
でも、私にとって、
あんなにわたしを怒り、怒鳴り、懲りずに面倒をみてくれる人は、この先現れないと確信している。
会社での繋がり以外、本当に何もなく、LINEも知らなければ、休日に飲みに誘われたこともない。
※一度だけ、恵比寿マスカッツのライブに誘われたけど、丁重にお断りした。
会社を辞めた今では、かろうじて、万が一の為にと登録した、先輩の会社用携帯の番号を知っているだけ。
これからどんどん、前の仕事のことは忘れていくし、話もしなくなるだろう。
新卒で入ったとはいえ、たった1年半の出来事は、どんどん霞んでいく。
でも、あんなにわたしのために怒ってくれた先輩の事だけは、絶対に一生忘れないと思う。
何だか壮大なラブレターになってしまった。
ほんとは、もっとくだらないエピソードもあるんですけどね。
ちょくちょく、書き留めておこう。
さー、勉強してきます。
守秘義務違反になるので、仕事での写真はあまり撮らなかったけど、那須に先輩と2人でロケハンに行った時に乗ったハスラーだけなぜか撮っていた。
25才、社会人3年目。
同じ年の友達、特に大学の友達が、新しいことを初めていたり、地道にキャリアを積んでいたりしている。
仕事と趣味と遊びと、上手に時間を使って、就職して1〜2年目より人生を楽しめている。きがする。
隣の芝は青い、というけれど、私の友人たちという芝は本当に青い。
とても、尊敬できる人たちばかりで、大好きな人たちで、だからそういう変化はとても嬉しい。
その反面、とても焦るし、嫉妬みたいな感情に支配される時もある。
多分私はプライドが自分で思っているより高い。
会社を辞め、実家に暮らしていることで、自分だけが東京で働いていた時から後退している、と感じている。
実家で家業手伝いとして働き、家族のために料理や掃除をする自分が、同じ場所で足踏みしている、と感じている。
友人と気軽に飲みにいって仕事の愚痴を言い合ったり、SNSに楽しげな写真をアップしたり、誰かに気軽にLINEしたりできない自分が、心底つまらなく思えることがある。
そんな事は重要じゃないということは、よく分かる。
私は今、会社を辞めて、1年間必死で勉強して資格を取り、再就職をする。
その狭間のたった1年にいるに過ぎない。
今ここにいて毎日机に向かって法律を勉強し、パソコンに向かうと偏頭痛のする母の代わりに働き、家族のために冷蔵庫の中身をチェックしているのも、自分がそうしたいと思ったはず。
それでも、置いていかれてる感がハンパないのだ。
田舎にいるから?
外で働いてないから?
家族と上手く暮らせないから?
勉強がうまくいかないから?
SNSだけで友達の近況を知るからというのが大きいのはわかってるんだ。
それでももー自分が情けなくて仕方なくて、泣いてしまうことがあって、
それがさらに情け無い感じになっちゃってやってらんない。
でも、やっぱり近くに遊んでくれる彼氏がいて、親のことを大事にできる期間にあって、勉強させてもらっていて、わりと幸せだよなぁ。
そして、こういうことを感情的にぐるぐる考えるより先にこうやって吐き出せるブログがあって良かったな。
そう!ここは私の掃き溜めです!
でもなるべく読んでくださる人が気分悪くないことを書こうとすることで、何だか自分の心の整理もついています。
ブログって最高。
今日も今日とてマンツーマン授業。
何だかやりきれない気分の時は、男女がワイワイしている飲み屋さんで1人飲みキメるって決めてるので、プロントで終バスまでワインを飲む。
サイコー。
ノートが好き。
前回の記事、前の仕事の先輩に見られたら恥ずかしくて死んじゃうな。
わたしに、いつも「本気でやれ!」って怒鳴っていた先輩、元気かな。
私は本気でやっているのに、ミスしてしまったりテンパってしまって、怒鳴られると悔しくて。
転んでも転んでもしがみついていたけど、それでも最後まで私に「本気出せよ!!」と怒鳴っていた先輩。
いつまでも先輩の本気に追いつけなかったこと、多分一生気になってしまうんだろうなぁ。
ま、そんなことはどうでもよくて。
昨日は、19:00から資格学校だったのだけど、仕事を早めに上がらせてもらったおかげで、早めについたので、駅前のLoftに寄る。
いい匂いのする化粧品売り場やLUSHをガン無視して、文房具フロアへ直行。
文房具が好き。
使うものを愛でることが好き。
文房具もそうだし、食器や調理器具、あとボタン。
本来の用途が別にあるものを、よく吟味して、お気に入りを選りすぐり、手元に置くことが、とても満足感。
今日は、新しいノートを買うのが目的。
デザイン、サイズ、紙質、罫線、留め具などによって本当にいろんな種類があるノート。
私はとりあえず、5mm方眼ノートが好き。
大学受験の時に、方眼は万能だと気付いた。
5mmだと文字の大きさのバランスが取りやすいし、縦の線が入っていることで、とても整理しやすい。
大学受験時はB5。移動中に見れるし、情報を制限しなくていいサイズ。
大学に入ると、移動中に見なくていいから、とにかく多い情報を書き留めるためにA4にした。
会社に入ってから、メモの纏め用 兼 スケジュール手帳として使うためにA5を愛用。
そして今は、受験時に立ち返ってB5になっている。
売ってないところもあるから、たまに横罫線に浮気したけど、基本的には5mm方眼で通した。
リングノートじゃない、縫ってあるノートってなんて言うんだろう。
基本的にはこのタイプが好き。なんとなく。
リングノートはすぐバリッと破りとれる便利さはあるけど、そのぶん何だか頼りない。
今日買ったのは、まず定番のコクヨのキャンパスノート。もちろん方眼。
これ、無線綴じというのね。
糸もなくてどこのページでも180°きれいに開くので、テキストとかのある勉強にはとても良い。
もう一冊買ったのが、ツバメノートのSECTION。こちらも方眼B5。
これは前職で、A5版を使っていて惚れ込んだもの。
糸で綴じてあってふんわり開くのが、キャンパスノートの便利さとはまた別の意味でいいし、デザインが可愛い。
あと紙がクリーム色!なんだか日焼けした紙みたいで良い。
ここですでにお察しの方もいらっしゃるでしょうが、わたくし、蔵前にあるカキモリ、大好きです。
カスタマイズノート作りた〜〜
ついでにペンはこんな感じ。
私は、めっちゃフリクション愛好者です。消せるの大好き。
あと左端の、BiC社のクリップボールペンはシンプルで可愛くてカラーバリエーション豊富で安くて大好き。しかも割と書きやすい。
ノートを新調して張り切って教室に乗り込んだら、おじいさんとおじさんの間くらいのひとがファミチキ貪っていて、
(こういう人でも、資格取るんだな)と思ったら、先生だった。すみません。
そしてなぜか生徒は私1人。
すごく眠かった。
帰ったら、犬がめっちゃウンチしてたから泣きながら片付けた。
今日も学校。
三菱電機「霧ヶ峰」のCM
ツイッターで検索したら、同じことを感じている方がチラホラいらっしゃったので、書きたくてうずうずしていました。
なにせ、前職はCMつくっていたもので。
CMについて、くどくど言います、ごめんなさい。
杏とオードリー若林が夫婦の設定のシリーズ物。このキャスティングはちょっと、狙っているところは分かるんだけど微妙だなーという感じ。
まあ、そこは今回どうでも良くて、問題点は2人のセリフと服装の整合性。
2人のセリフから
若林(夫)は暑がり、杏(妻)は寒がり、とほぼ明確に読み取れる訳です。
実際は
若林「寒がり〜〜」
杏「暑がり〜〜」
※順番逆かも、スミマセン
と言っているのだけけれども、相手に向かって不満げにさけぶ?演技から、相手のことを指すセリフであると思われます。
夫は暑がりさん、妻は寒がりさん。
まあ良く見る光景ですね。
そういう時、暑がりさんはなるべく涼しい格好をしてから、それでも暑い時に不満を述べますよね?
逆に、寒がりさんはなるべく暖かい格好をしてから、それでも寒い時に不満を述べますよね?
でも、このCMでは
若林(暑がり)が長袖(うでまくり)
杏(寒がり)が半袖
を着ているのです!
(ここで長袖を着ない杏にイラッとしている人がTwitter上で多かったですね)
ここの整合性がオカシイ。
見た人が、直感的に「ン?」となるくらいオカシイ!
というのがこのCMのモヤっと(或いは、イラッと)ポイント。
ここまでは皆さんが感じていることを少し細かく説明した訳だけども。
ここからは、CMを作っていた人間として、あくまで推測で、ちょっと文句を言いたい。
あー興奮してきた。
まず、CMの企画として「暑がりさんの夫と寒がりさんの妻」という2人の役割は決まっていたと思うんです。(実際冬バージョンでもそういう役割なので。)
そして、CMというのは、私の経験上、どんなに予算がなくても、スタイリストがついて、「衣装打ち合わせ」というものをやります。
ましてや大手メーカー三菱電機の、タレントもののCMですから、予算がないということはないと思うんで、絶対やってます。有名な商品だし。そういうものなんです。
広告代理店、監督、プロデューサー、制作進行スタッフ、スタイリストあたりが集まって、企画意図などを共有の上、どういう服を用意し、着てもらうか話し合う場が設けられているはずなのです。
そして、そういった
暑がっている人:寒がっている人=薄着:厚着
という整合性は、こういう場で必ず考えられるはずなんです。
まず、ここで薄着厚着問題が話し合われてなかったとしたら、わたしはもう「バカっ」と全員の頭をハリセンで叩きたいですね。
CMっていうのは、説得力を持ってなんぼなんですよ。持論ですけどね。(1年半しかCMづくりをやってない人間でもブログだと偉そうに持論言えるからいいですね。)
演出とかトンマナ(ググってください)とか、どうしても芸術面というのはクオリティが反映される部分なので、CM作っている人間でもそこに重きを置きたがる一定の人たちはいます。
でも、CMはエンタメである前に、広告だということ(今は色んな広告があるので一概には言えませんけどね!)を、忘れないで…説得力、つまり細かいところ、大事。
さて、衣装打合せでは問題にならなかったとして。
でも、どこかしらの段階で意識的に若林が長袖、もしくは杏が半袖になっているんだと思うんです。
だって普通、夏の設定だったらとりあえず半袖じゃないですか?
どっちも半袖で、「寒がり」な杏が「いや、寒いならもっと厚着してから文句言えよ」という批判を受けるならまだ自然だと思うんですが。わざわざ、若林に長袖を着せているように思うんです。
私の推測では、この整合性の問題の発端源は、この商品の機能実験結果の問題かな、と思っています。
今回CMになっている霧ヶ峰(ムーブアイ極)商品ページを見てみると、
三菱電機 ルームエアコン霧ヶ峰ムーブアイ:暑がりさんと寒がりさんの霧ヶ峰、誕生。「きもちいい」のクオリティが違う。霧ヶ峰
暑い寒いの感覚は、手先足先の温度変化を見ればわかる。
と書いてあり、ムーブアイ極は、人間の手先足先の温度の違いを見分け、2つのファンによって、それぞれの温度感覚に合った風を送る機能があることが示されています。
こういう電化製品は、製品発表前に色々と機能実験が社内で行われているのが通常です。
この実験結果として、夏に、冷房をかけている状態で、長袖を着ている人に対して「この人の温度が下がっている」と認知しづらく、逆に薄着の人に対して「この人の温度が上がっている」と認知しづらいなどの結果が出ているのではないかな?と勝手に推測しました。(あくまで仮定ですよ!!!)
クライアントが1番恐れるのは、CM中で出来ていたことが、商品購入者にはできなかった、という事態です。
嘘の広告になりますからね。
そうなると、CM中では、たとえ少しの違和感が出ていても、実験結果で機能が、正常に(明らかに)動作した範囲のことしかできません。
あくまで仮定の話で、そういった実験結果だった場合、その実験はちょっと足りないですよね、たぶん。
CMとは直接関係ないので流しますけど、冷え性の人は長袖着てても寒いし、体温高い人は半袖着てても暑いもんです。
その事態を、実験結果に反映させられなかったとしたら、こりゃもうCM作る側は何にも言えなくなってしまいます。
CM作る側だって、実験結果で効果が出ないことを広告上でもできません。
これはあくまで仮定ですよ、ですから、本当に霧ヶ峰がこういう実験結果なのかは分かりません。
わたしは三菱電機やその他メーカーの回し者じゃありません。
ただね、言いたいのは、通常、CM作る側は、こんな事(半袖長袖問題)を見過ごすほど、というか視聴者に違和感を抱かせるような変なところを放って置くほど、適当になんて作ってないんですよ。
この時代、法律や社内規律だけじゃなくて、多様な視聴者の幅広い価値観をも気にして、広告コピーやら、セリフ、仕草、服装も含め、沢山のことを複数人で吟味して決定していきます。
たまに、ノリで作っちゃうこともあるかもしれません。誰かの独断で決定してしまうこともあります。それでも届いて欲しい誰かに届くように吟味されていることは確かです。
広告は誰に届いてもおかしくないものだからこそ、本当に細かいところに気を配っています。特に制作会社はそうです。
※以下の図は広告を作る時の発注の流れを簡単に図解してみました。いろんなパターンがありますが、とりあえずオーソドックスなやつです。
制作会社の下にはもっと色々います。
だってね、制作会社の人間も、そこから発注される人達も、全員プロなんです。
適当にやっていたら仕事が来なくなる人達なんです。
自分の腕でご飯食べてるんですよ。
そのCMの公開後、商品の売り上げが伸びたり、youtubeで話題になったりすれば、また仕事が来るんですから。
あ、熱くなっちゃった。
すみません、ちょっと落ち着きます。
つまりね、CMを見る人達皆にそうしろとは言いませんが、作り手の意図を汲み取ってみようとすると、また違った見方ができるかもしれませんよ、と言いたいです。小さな声でそっと。
霧ヶ峰のCMに関して、話を戻すと。
通常適当に作ってないからこそ。
プロだからこそ。
この整合性をないがしろにしないで欲しかったな。
実験結果とかのように、どうしようもない事情があったとしても、もう少し工夫のしようがあったと思うし、
本当に見過ごしていたならプロとして怠慢だと思う。
CMって、好感度ランキングがあることから分かるように、イラっとされたら良くないと思います。
いくら頭に残っても、イラっとした広告出してる会社を使おうと思わないですから。広告として失敗だと思います。
(それでも、社会的に意味のある広告はたくさんありますから、一概には言えませんが)
うーん、霧ヶ峰のCM制作チームには、次に期待したいかな。(もう撮ってしまっている可能性大ですが)(偉そうにすみません)
どこかに、この問題の解答があれば教えてください。
なんだかネガティヴなことばかり言ってしまったな。
CMの批評はあまり好きじゃないけど、たまに納得できないものを見ると語りたくなってしまうんです。ごめんなさい。
ちなみに、霧ヶ峰のサウンドロゴ(「キーリーガーミネ〜〜〜」ってやつ)は天才的だと思うし、BGMもめっちゃ好き。
音だけで霧ヶ峰のCMだって分かるんですよね。これはすごいことです。
昔からCMうってた老舗ブランドは、やっぱり財産持ってるな、と思います。
長々とごめんなさいでした。
CMって面白いよね。
いぬがなつばて
お見舞いと喪服
先日、父方の祖父のお見舞いに行った。
私が暮らしているのは母方の実家で、つまり父は婿養子ということになる。
祖父から見ればわたしは年に2〜3回顔を見せるだけの外孫だけど、行くたびにとても優しくしてもらった。
お酒好きだったので、お酒が飲めるようになってからは更に喜ばれた。
父も同じ仙台市内の出身なので、祖父の入院している病院も仙台市内にある。
祖父は1年半ほど前に脳梗塞を起こして倒れ、寝たきりになってしまった。
一時は意識もなく危篤状態で、前職に勤めている時だったので、上司に「祖父が危篤なので、もしものことがあれば急に休むことになるかもしれません」と言っていた。
結局、そのもしもの休みをとる前に前職をやめたのだけど。
私が仕事をやめて、やっとお見舞いに行けた頃には危篤状態から抜け出してはいたけど、実際に祖父の状態を見ると、やっぱりショックだった。
目は僅かに開いているけど私たちが来ても動かず、そこに生気がなく、色は霞んでいて、顔色が悪く、ふくよかだった体は萎んだみたいに痩せていた。
鼻や口には数本のチューブが刺さっていて、とても半年前まで元気にお酒を飲み、食べ物を食べ、歌を歌っていた人には思えなかった。
病室を出た後に、トイレで泣いてしまったのを覚えている。
父や母は、こうなった人を今まで何人か見て来たこともあってか、反応がなくてもいろんな話をしてあげていた。私も祖父に報告したいことが色々あったはずなのにその時は全然話せなかった。
でも。1〜2ヶ月に一度程度だけどお見舞いに通えるようになってびっくりしたのは、祖父がだんだん元気になって行くことだ。
回復を願ってはいたが、初めてのお見舞いの様子を見る限り、死がすぐそこまで近づいているのを感じ、どこかで諦めていた。
今でももちろん喋れはしないのだけど、私たちが来ると目は動き回り、そこには生気があり、顔色もどんどん良くなり、私たちの問いかけに、首を振ることで答えられるようになっているのだ。
今回は、冗談に声を上げて笑うこともあってとても驚いた。
始めはダランとたれていた手で、自分で布団を肩まであげたりする。
ご飯はドロドロ?まずい?と聞くと、ウンウンと頷いていたりして、生命力。生命力、というものを、感じた。
自分に余裕が出て来て気付いたのだけれど、父も母も対応に慣れているだけで、自分の親が寝たきりになったのは辛いに違いない。
特に父は、実の父だし、急にこんなことになって辛くないはずがない。
でも、生死にとても近い仕事をしているから、そこのところは冷静なのだ。自分の兄が震災の津波で流されて死んだ時も、とても冷静だった。
でも、きっと母にさえ弱音を吐かない父は、戸惑っていない訳ではないと思う。
私にとっては、生まれた時から老人だった祖父だけれども、父にとっては若い時から知っている父な訳で。
お医者さんに言わせれば「これ以上ないほどの回復状態」らしいけれど、やっぱり、もっと、もっと回復してほしいと思ってしまう。
お見舞いの帰り、以前から、叔母のお下がりでサイズの合わない喪服しか持っていないので買わなければと親と話していたことを思い出し、百貨店に寄って喪服を新調した。
とても可愛い形で、私の体型にもぴったりの、ワンピース型の喪服を買えて満足はしたのだけど、お見舞いに行った後に喪服を買うと言うのは何とも後味が悪かった。
この喪服に初めての袖を通すのはいつだろうと思うと何だか憂鬱になったし、黒い服だらけの売り場に父を連れて行ってしまったことに少し罪悪感を感じた。
そういう細かいところも気遣える人間になりたい。
美味しい鰻屋さんにて、白焼きと焼酎でもやもやを飲み込む。(白焼きと焼酎なら糖質制限的にセーフ。本当はうな重が食べたい)
明るいうちの鰻とお酒は最高。いつか祖父と食べたれたらいいな、と思う。
昨日は、彼氏の部屋の大掃除をして(すごく汚かった)、お昼にインドカレーを食べて、今度の連休で行く岩手旅行の計画を立てた。
小岩井農場で、ソフトクリームたべて、水上ハムスターをして、バーベキューをして、バンガローに泊まる。
↑水上ハムスター、めっちゃ楽しそうじゃないですか?
BEAMSで可愛い生地の黄色いシャツを買ったので着て行こう、きっと芝生が似合うから。
何だか、キャンディーズ口ずさみたい気分。私はスーちゃん派なのです。
糖質制限との戦い
最近、糖質制限ダイエットをしている。
これまで何回も三日坊主で終わってきたけれど、いつになく続いている。
それは、たぶん危機感の問題だ。
今までのダイエットを決意するきっかけというのは、だいたい好きな男の子ができたとか、デブと言われたとか、急になんとなく体重が気になったとか。その程度だった。
今回のきっかけは、人間ドックだった。
いっとき喫煙していたにもかかわらず(今は禁煙に成功中)、肺活量は超優秀な数値を叩き出したはいいが、いいことはそれくらいだった。
胆嚢にめっちゃ小さなポリープが見つかり(1年後まで経過観察)、生活習慣について指摘された。
最近というよりは、学生から前職の時までのお酒の飲み過ぎだと思うけれど、ショックだった。
さらにショックだったのは、体脂肪率が36%もあったことだ。36…わたしの体の、3分の1以上が脂肪なのだ。
完全なるデブ。
デブ以外の何者でもない。
普通にMサイズを着れるから問題ないと思っていた。内臓脂肪か。
人間ドックの最後に、綺麗な女医さんによるカウンセリングにて、「少し運動する習慣をつけたほうがいいかもしれませんね、筋肉量のもんだいでもありますのでね〜〜」とにこやかにデブ宣告され、前職で隣の席だった33歳の女性の上司がよく言っていた言葉を思い出した。
「30になったらね、
体重は減らない、贅肉は落ちない。
減るのは肌のハリ、落ちるのは体力。
痩せる努力をするは20代のうちだよ!」
前職では、激務による食欲不振(もはや夜にお酒を飲みながらつまむくらいしかしない)でわりと痩せていた私だったけれど、実家に戻ってきて三食しっかり食べていたらあっという間に体重が戻り、健康的な、もとい36%な体になってしまった。
そこで、ダイエットを決意。
今は、糖質とカロリーを計算しながら、
糖質は(体重(kg)×1)g、1日1500kcal、以内で食事をし、朝に30分のウォーキング、夜お風呂で半身浴、寝る前にストレッチと筋トレを少々。
登山の時はもう少し食べる。
でも、これを普通に外で働きながらやれと言われたらたぶん無理。
今、好きなものを食べられなくても我慢できる心の余裕と、ある程度自由のきく時間と、余る体力があるからできるのだ。
ダイエットが続けられるということは、そういう諸々の余裕があるという証拠で、とてもありがたい。
ありがたいからこそ、この時間を有効に使いたい。
なのに、ダイエットを始めて1ヶ月。
体重はなかなか減らない。
筋トレはわりとしっかりやってるから、体脂肪率、少しは落ちたと思うし、若干の体型の変化はあるけれど、思うように減らない。
こんなに必死で、こんにゃくや豆腐やささ身を工夫して食べているのに、なんで減らないの…となんだか絶望する。
ダイエットをすると、今まで適当にしか眺めてこなかった自分の体のあらゆるところが気になりだす。
腰回りのお肉とか、脇の下から背中にかけてブラジャーに乗る肉とか、足首や膝の上の肉。
でも私の母と彼氏は、完全に贅肉擁護派で(もはや結託している)、痩せすぎないでね、と心配してくれるのが嬉しいやら悲しいやら。
今日も今日とて、糸こんにゃくと納豆で担々麺を作って食べます。
満足感がすごい。これで150kcal、糖質11.5g。
糖質量は、スープの材料含めて計算しているけど、スープを飲んではいないのでもう少し抑えられているはず。
まだ始めて1ヶ月だし、先は長い。
目標体重まであと7kgもあるけど、健康的に戦っていきたい。
なんてったって私の取り柄は健康と元気。
がんばりたい。
ちょいちょい、ブログに書くことで頑張れるかな。
この前バラエティで、日テレのみとちゃんが
「週刊誌で、ビジネスデブだと書かれた」
「わざと、この(ぽっちゃりな)体型を維持しているのでは、と…」
「こっちは、必死でサラダを食べているのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないのかなって」
と言っていて、必死にサラダ食べてるみとちゃん想像してめっちゃ可愛かった。