綺麗サッパリ、スーダラ節
昨日は、大学の部活の後輩と彼氏と飲んだ。彼氏も、部活の後輩なのでプチ同窓会みたいな感じだ。
後輩(彼氏じゃない方)が20時まで仕事だと言うので、その前に彼氏とオクトーバーフェストへゆく。
雨のあとの錦町公園は、蚊が大量発生していて、スカートを履いて着たことを後悔した。
ビール、彼氏と500mlのを2つ買って交互に飲む。
オクトーバーフェストの良いところはその陽気なドイツの音楽であり、ついついグビグビ飲んでしまう。
糖質制限は遠のく。
彼氏は半分くらい飲んだところで、真っ赤になり、「ちょっと休憩」。
その間に私は片方を空けてしまい、まだ飲み足りない。
彼氏がふざけて言った「ラージにすれば?」を鵜呑みにして1000ml(1リットル!)のビールを買う。
でかいジョッキで小顔効果〜〜と写真を撮ったらとても可愛く撮れた。ラージビアジョッキ万歳。
彼氏にチョビチョビ手伝ってもらいながらちょうど20時頃にジョッキを空にした。気づけば割とベロベロだった。
酔い覚ましに、と駅前まで歩く。
最早、街中の地理は彼氏の方が詳しい。
悔しい。もっと高校生の時遊んでおけばよかった。毎日塾に通うガリ勉少女だった。
彼氏が近道を知っていたおかげで、待ち合わせ場所にすぐ着いて、酔いは覚めなかった。
適当な店を選んで入る。
後輩が変わってなくてホッとする。
最近、大学でずっと付き合っていた子と別れて、部活の後輩と付き合い始めたらしい。後輩の恋の話は楽しい。無責任にほじくったりできる。酔っ払っているので完全にお節介ババアと化す。
仕事の愚痴なども聞く。
(後輩もまた、彼氏と同じく、縁もゆかりもない仙台に配属された人。仙台配属、多い。)
なんとなく全体的に辛くて仕事を辞めたい、と言うので、なぜ辞めたいかちゃんと言語化できてからやめろ、とお節介ババアながら至極真っ当なアドバイスをした。
終バスの時間が迫ってきたので22:30には店を出た。
そこからが問題なのだ。
店を出たあたりから、記憶が曖昧なのだ。
気づけば今日の朝だった。
なんだか、せっかくバスに合わせて地下鉄に乗ったのに、彼氏の部屋に行ったのはうっすら覚えている。
多分タクシーを捕まえて、ちゃんと自宅に戻ったのだろうけど、タクシーのレシートもないのでめちゃくちゃ不安だ。
起きたら、ちゃんと携帯は充電してあり、おやすみタイマーをかけて冷房をかけた感じがあり、なんとお風呂に入った形跡(髪が濡れている)まである。
私はよく前職でも、記憶をなくすまでお酒を飲んだけども、記憶がないあたりの自分のしっかりし具合には我ながら驚く。
一人暮らしの頃は、記憶をなくすほどベロベロになっている間、タクシーを捕まえて自宅に戻ることはもちろん、ちゃんと玄関の鍵を閉め、シャワーを浴び、水を飲み、めざましをかけ、布団をかぶって寝るということは容易いことのようだった。
とりあえず、両親には悟られまいと平静を装っているけど、2日酔いがめちゃくちゃひどい。
飲むヨーグルトが胃に沁みた。
なんだか、不良娘になった気分。
もう、そんな歳ではないのに。
でも、何も言われないから、普通に帰ってきたんだろうと思う。
彼氏にLINEすると、普通に帰って行ったよ、と言われた。
普通に帰るってなんなんだ。綺麗に記憶は真っ白。
ラジオから流れてくるハイテンションな女の人の声が頭に響く。
氣志團のワンナイトカーニバルがイラつく。中学生の時の文化祭で、クラス毎のステージ出し物で、綾小路翔役やったことを思い出す。
中1の頃の、あの緊張感は思い出せるのに、昨日の晩の普通の帰り道が思い出せなくて情けない。
お酒はしばらく控えよう、と何十回目かの決心をする。
お酒は飲んでも飲まれるな、わかっていてもやめられない。