ピンクとキラキラ

世界の終わりに寿司が食べたい。

優先順位は大事にしよう

母親に、今朝すっぴんの状態のときに「顔、日焼けした?」と言われ、ショック。

私の肌は、紫外線をほぼ無抵抗で吸収する。赤くも痒くもならず、スッと黒くなる。

おまけに敏感肌で、普通の日焼け止めが塗れない。

日傘でもさせば良いんだろうけど、生憎そんな細やかさがなく、つまり気にする割にはズボラ。

 

 

昨日は、何年か前に何回かデートしたうろ覚えの男の子と飲んだ。

しつこく誘ってくるので、まあ暇つぶしにとオッケーしたけど、なんか彼氏に言いそびれたのもあってとても気乗りがしなかった。

 

鹿児島出身で、東京の大学に行って東京で就職して、この四月から仙台に転勤になったのだそう。

最初に待ち合わせたプロントで、糖質制限も忘れてビールを一杯ずつ飲んで、久しぶりに会った為の意味のない気まずさを払拭した。

 

うろ覚えの第一印象は「取って食われそう」という、身もふたもないものだったので、とりあえず警戒心から彼氏の話を数回出したのだけど、そんな心配いらないただの爽やか君だった。

 

たぶん、あの時の私は、声をかけられたり連絡先を聞かれたりすることに慣れてなかったから、取って食われそう!と警戒心丸出しだったのだろうな。

今思うと自意識過剰すぎるな。

 

取って食われる心配が激減したところで、飲み屋に移る。

安心してウィスキーの水割りをカパカパ飲んで、ゴルゴンゾーラチーズどぱどぱのペンネを食らったら、いい感じに酔った。(糖質制限を完全に忘れている)

 

実家の客商売を小さい頃から手伝っていたとか、

多分ソコソコのお坊ちゃんだとか、

中高と有名私立の一貫校に通っていたとか、

一人暮らしが長くてしっかりしてるとか、

まあたぶん全部のお陰で、とても「感じが良い」男の子だった。

話を聞くのもうまい。

話が面白い訳ではないけど、育った環境が似ていて共感できる。

 

お互い第一子で、お金も手間も期待もかけられて、でも適度にガス抜きをしつつ、親が兄弟の中で一番信頼する、素直な良い子に育った(と自分で思っている)感じが、自分とよく似ていて良かった。

 

第一子でA型というのはわりとそういう人が多いと思うのだけど(偏見?)、私の周りは末っ子、一人っ子、またはB型かO型だったので、これまでなかなか共感しあえなかったポイントでの、「うわ!わかる〜〜!」を連発した。

(ちなみに彼氏は一人っ子A型)

 

全て奢ってくれたのも新鮮だった。私は「絶対割り勘!」派でもなければ、「男は奢って当然」派でもなく、雰囲気に任せよう派であるので、まぁ今時男の子とデートすれば大体が割り勘だ。

 

男:あ、出すよ

私:いやいや、半分出すよ

男:じゃあ、○○○○円(半額より少し少ないくらいのキリのいい金額)もらっていい?

 

となることが多い。

それでも、なんだか少し多く出してもらうのが申し訳ない時もあるけど。

 

昨日は、

男:あ、財布しまっていいよ

私:えー、でも半分出すよ(千円札何枚かちらっと出す)

男:大丈夫大丈夫(数枚の千円札に目もくれず自分のお金だけでお会計)

 

という流れだった。

いや、トイレ行っているうちに会計しろよ、という人もいるかもですが、私の中では好感度ナンバーワンでした。

わざわざトイレ行ってるうちに会計されるほうが、なんかいやらしくないですか?

ていうか、そんなスマートなタイミングでトイレとか行けないだけなんですけど。

 

もう一軒、テラス席でホッピーを飲んで(ホッピー飲む男子は最高)、いぶりがっこなめろうを食べた。

ここでは、「じゃあ半分出してもらっちゃおうかな」と割り勘(でも前の店の半分以下の値段)

 

そうして好感度爆上げして、終バスに間に合うように駅で別れた。

イケメンで、腰が細くて、自分と共通点が多い人が苦手な私にとって、恋愛感情を持つ感じの人ではなかったけれど、めっちゃいい人だったー!という、とても清々しい気持ちで帰れた。

 

飲み友達になりたいけど、彼氏はたぶんあんまりよく思わないんだろうな、

 

だから、もう会うのはしばらくやめとこうと思う。

 

こういう加減て難しいですね。

 

でもそういうの、大事だと思うんですよ。優先順位というか。

 

彼氏も、気の合う男友達も、本当は大事にしたい。でも、本当に失っちゃダメなものをおろそかにしたら、絶対に後悔するので、自分に無理のでない範囲で、相手を大事にしたいのです。

 

私の彼氏もホッピー飲めるし。

 

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犬は水浴びできるし、日焼けしなくていいなぁ