ピンクとキラキラ

世界の終わりに寿司が食べたい。

夏の思い出

8月2日、東京に住んでいる大好きな友達が仙台に遊びに来た。

この日を今か今かと楽しみに待っていた。この夏の一大イベントと言ってもいい。

 

車で仙台駅に向かう間、その友達と出会った頃を思い出していた。

 

大学入学前、池袋東口シェーキーズ

同じ学部に入学する人たちの交流会に参加していて、キラキラした茶髪の女の子たちと、キャピキャピ会話することに少し疲れて、トイレに立った。

そこで壁に寄っかかって、つまらなそうにしている、背のひょろりと高い落ち着いた雰囲気の女の子を見つけた。

なんて話しかけたのかは忘れたけど、あ、私以外にも疲れてるっぽい人いた。と思って声をかけたと思う。

 

それから少し仲良くなって、入学した。

健康診断は、一緒に行ったと思う。

ひとりで、たまたま誘われたサークルの新歓コンパに行ったら、その子がいた。

まだ入学して1ヶ月も経たないうちにある私の誕生日を祝ってくれた。(ここでもピザを食べた気がする)

一緒にお茶をしたり、お酒を飲んだり、恋愛相談したり、他愛もない話をしたり、散歩したりした。

一緒にバンドを組んだ。

 昼から、西池袋公園(ウエストゲートパークではありません)でお酒を飲んだりした。

授業をさぼったりした。

 

何だかそんな感じで、四年間たぶん一番長い時間一緒にいた友人だと思う。

私たちは学部とサークル以外の共通項こそ少なかったけれど、同時にいろんな人と出会い、共通の友達が何人もいて、いろんなことを共有して来た。

社会人になっても、仕事が終わった後、11時くらいに渋谷に呼び出して、終電まで飲んだりしていた。

 

とまぁ、そんな友達が遊びに来てくれて、めちゃくちゃ楽しかった話をします。前置きが長い。

 

仙台駅の中央改札の向こう側に、4月振りの彼女を見かけて、荷物の少なさが予想通りで笑った。

全然荷物が入ってなさそうなパフパフのリュックひとつに、多分うちへの手土産と思われる紙袋ひとつ。

 

仙台駅は全国高等学校総合文化祭のせいで高校生で溢れかえっていたから、とりあえずアーケード商店街へ行く。

とりあえず、ひょうたん揚げ食べる。

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アメリカンドッグっぽい生地の中に、笹かまぼこの有名店・阿部蒲鉾店のかまぼこが入っている。これにケチャップをかけて食べる、仙台の隠れたB級グルメ

 

冷やし鶏そばという言葉に惹かれて、適当な蕎麦屋に入り昼ごはんを食べたら、車で宮城県美術館に移動する。

館内は総文祭一色だったけれども、目当てはそれではない。

併設されているカフェ、モーツアルトでお茶するため。

カフェ モーツァルト・フィガロ

食べログ カフェ モーツァルト・フィガロ

かぼちゃとリンゴの焼きタルトが、めちゃくちゃ美味しかった。

気候がとても気持ち良くて、テラス席で風に吹かれながらお茶するのがすごく幸せだった。

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そのあと、美術館の周りをふらっと散歩。広瀬川の上にかかる澱橋を渡り、わたしの母校の高校を訪ねるなどした。

 

そのあと、晩ご飯までの間、榴岡公園に行ったら、噴水で虹ができてた。

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大学生の女の子二人組がシャボン玉吹いてて可愛かった。

 

わたしたちは噴水の周りのへりや、ベンチに腰掛けながら、まだまだおしゃべりが尽きなかった。

最近のこと、学生の頃の話、友達の話、職場の話、目の前の男の子とお父さんの話。

 

頻繁に会っていた頃は、私の方がベラベラしゃべって、それを聞いてもらう感じがあって、それはそれで楽しいのだけれど、今回は友達も同じくらいいろんなことを喋ってくれて嬉しかった。

 

そのあと、伊達の牛タン本舗本店で芯タンをたべた。芯タン知ってます?タンの芯です、柔らかくて美味しいのです。

 

仙台人は高いしあまり牛タン食べないけど、やっぱり仙台の牛タンは厚くておいしい。

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そして、家に帰って、途中ローソンで買い出ししたお酒とおつまみで家飲み。

一人暮らしの時を思い出してとても良かった。

私のベッドの脇に布団を敷いて、そこにちょっとゴロゴロしながらダラダラ缶ビールを飲む。

チープなおつまみ。ポテチ、漬物、乾き物、ごぼうサラダ、とかとか。

途中、東京の友達とテレビ電話とかしちゃって、最高の夜だった。

多分寝たのは3時近く。25歳にもなって夜更かしにドキドキしてしまった。

 

次の日、朝から見知らぬ人がいるので犬が吠えまくったけど、友達が犬にもお土産をくれたのでとても懐いていた。現金なやつ。

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サンマをくれたよ。よかったね。

 

早めに家を出て、電車で塩釜へ行く。おいしい寿司を食べに。

本塩釜」駅の、すし哲さんという有名店に行こうと思ったのに定休日。でも、止むを得ず入った亀喜寿司さんもおいしかった。

友達はわさびが食べれないのにサビ抜きにするのを忘れてたから、必死にシャリのワサビを自分で抜いてたのがめちゃ可愛かった。

 

またJR仙石線に乗って、こんどは「松島海岸」駅へ。

やっぱり駅からの眺めが一番最高だ。さすが日本三景

昔はどこが?と思っていたけれど、大小様々な島から伸びる松、それによって海に浮かぶ島のシルエットは、確かに風流で美しい。

 

松島といえばカモメにカッパエビセンやらにゃ〜〜

と思って遊覧船のチケットを買う。

 

…ところが(あぁ、先輩との仙台観光がフラッシュバックしますね)、遊覧船場でのカモメ(ウミネコ)への餌やりが数年前に禁止されていたわけですね。

ウミネコへの餌付けが禁止されます - 宮城県松島町

 

そういうことなら仕方ないと、気を取り直して遊覧船に乗船。

 

いや、日本三景だし、綺麗なことは綺麗なんだけども、いかんせん曇り空と前日の寝不足があいまって、

50分間の遊覧時間の間ほぼ、友人と2人寄っ掛かりあって寝てしまった。

 

なんだか、2人で受けた授業を思い出すね、なんて話していた。

 

二人で一緒にとった授業で、ふたりして寝てしまって、コメントペーパー(授業の出欠を取ると同時に、授業の感想の収集やその日の小テストなどをするための紙)が回ってきたときに二人とも起きて、かろうじて書いていた板書をもとにチンプンカンプンな感想を書いたりした。

 

ともあれ、船の上でゆっくり寝たことで眠気はとれたのでまた仙石線に乗り、今度は「中野栄」駅へ。

仙台うみの杜水族館に行くためである。

 

夏休みなので子供づれがほとんど。

小さい赤ちゃんなんかをみて、友人は「お金を払って赤ちゃんを触れるお店とかないかな〜〜」などと言っていた。怖い。ちょっとわかるけど。

 

水族館では、大水槽が目玉で、何故かサウンドに力を入れていたので爆音映画祭並みの迫力で音がなっていた。

イワシの群れが音楽に合わせて勢いよく、いろんな形に泳いで行くのはなかなか見ごたえがあった。

イルカショーの最前列は濡れるためにあると知った。

 

3年くらい前にも、この友達と江ノ島水族館へ行った。

社会人一年目で、海に行きたいねって言って江ノ島へ来たのにほぼ水族館にいた。

その時、彼女は水色の液体の中にカラフルなゼリーが浮いたジュースを買って、「美味しくない…」とボヤいていたのに、

今回も懲りずに、緑色の液体の中にイクラのような赤いプチプチが浮いたジュースを買って「きもちわる…」と言っていた。学習は大事だね。

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水族館を一通り見終えると17時を過ぎていた。

友人は19:30の新幹線に乗って帰ってしまうと思うと、すごく寂しくなった。

仙台駅に戻って、お土産を買って、駅内のダイニングバーみたいなところで軽く飲んだ。

 

そして中央改札で見送った。

なんだか少し泣いてしまった。

友達に会えないことが、こんなに寂しかったのだと、改めて思った。

家族にも、彼氏にも言えない話だけど、わざわざ電話したり、LINEや手紙で文字にするほどでもない話は、意外とたくさんあって。それを話せる相手というのは、友達というのは、本当に大事だ。

 

大好きだーーー!

 

と、仙台駅を後にしようとした時、

自分が、さっき友人から借りたカーディガンを返し忘れていることに気づいた。

 

急いで電話して事なきを得た。

さっきあんなに感動的なお別れをしたのに、お互いヘラヘラ笑って別れた。

こっちの方が私たちらしい。

 

あーーー楽しかった。

 

ここまで書くのにとても時間がかかってしまったけど、残しておきたかったのです。

今日からまた出来るだけ毎日書きます。

 

 

後悔

後悔

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かわいい。

 

いつものドトール

昨日の夜、彼氏に誘われて、夏の夜のドライブ。

する予定が、可哀想なくらい彼氏のお腹が鳴るので、車で20分走ったところにあるサイゼリヤに直行した。

私のロマンチックな気持ちを返せ。

 

彼氏がハンバーグを食べている中、ドリンクバーだけでは我慢しきれなくなり、ほうれん草のソテーを食べる。

白ぶどうソーダとほうれん草ソテー、全然合わなかった。

お互いの苦味を強くしあう感じ。

でも、ドリンクバーで烏龍茶を飲むのはなんだか悔しくて、白ぶどうソーダを一生懸命飲んだ。

彼氏はなんでか、何も混ぜずにトニックウォーターだけをがぶがぶ飲んでいた。

ドリンクバーにトニックウォーターがある不思議よ。

 

周りには、テスト期間なのか大学生らしき人たちが沢山いて、それぞれ数人で勉強していた。

そういえば、わたしもよく上板橋のガストでレポートを書いたっけ。

大学生以外にも、なんだか訳ありそうな(そうだったら面白いけどたぶん普通の)中年カップルや、恐らく飲み会終わりのサラリーマン数名や、何故かおばあちゃん達のグループもいて、わりと混み合っていた。

夜中の中途半端な田舎のファミレスは、昼間田んぼの真ん中で汗を書いている私にとっても、去年都会の真ん中で夜中まで働いていた私にとっても、不思議な空間だ。

世の中には「グラデーションの真ん中あたり」が沢山あるんだな。

 

彼氏と楽しく1時間ほどしゃべって(キッズメニューの間違い探しもした)、車で送ってもらって日付が変わる頃に帰った。

夏の夜のドライブ、ほど爽やかなものではなかったけど、夜中のファミレスデートもなかなか面白くてよかった。

 

 

今日は朝から、母とおばあちゃんが洗濯機の操作をミスして、洗濯室からキッチン手前まで、およそ8畳くらいが水浸しになった。

おばあちゃんが一生懸命言い訳してるんだけど、パニックで何言ってるかさっぱりわからなくて、ずっと笑っていた。

笑っていたら尻餅ついて、お尻が丸く濡れてしまって、一気にテンションが下がった。

 

そのあと1人で掃除して、お尻が丸く濡れたワンピースをその場で脱いで洗濯機に放り込んだ。

床の水分と一緒に、何だか1日分のエネルギーがタオルに吸い取られたみたいに、今日1日はやる気が出なかった。

 

まぁここ数日、蒸し暑さのせいにするしかなかったものを、今日くらいは洪水のせいにしたいだけなんだけど。

 

 

今日は、サボっていた学校へゆく。

街をシャキシャキ歩けば、またやる気が湧いてくるような気がする。

 

そういえば、前職のとき、1番仕事してるなーと思ったのは、ロケハンのときだった。

自分の調べた資料をもとに、撮影する場所を決める。

どこで撮るか、どこからどこをどういうアングルで撮るか、何時に撮るか、光の加減はどうか。

 

スタッフを連れて行く本格的なロケハンもあるのだけど、その前に自分だけで候補地を探すプレロケハンがすごく面白かった。

 

撮影でしか入れない場所、

色んなスタジオ、公園、道路。

歩き回って今じゃジジババしか持たないような安物のコンパクトデジカメで、バシバシ写真を撮りまくる。

360°みわたす。

 

歩く、見る、撮る。歩く、見る、撮る。

そこに立って、撮影をシュミレーションする。

これが、私の仕事なんだな、と実感して、背中がシュッと伸びる瞬間だった。

 

毎日見ている田んぼの景色から、たまにしか見ない街の景色に出て、色んなものを眺めると、心なしか頭がシャキッとする気がする。

 

新鮮なものを、視界から取り込むことは、私にとってとても大事なことなのではないか、と思っている。

 

 

結局、街に出てきた私は、いつものドトールで予習するのだけれど。

 

たまにはモスバーガーとかスタバとかにしようかと思うのだけど、やはりどうも冒険には一歩引いてしまう性格なんだなぁ。

 

シャキッといってまいります

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私の日常の景色です。

 

そんな夜

そんな夜

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昨日のサイゼリヤまでのBGM。

 

 

瞬間の幸せ

 

同じ気温でも、何処からか風を感じて涼しい日と、奥から汗がじっとり滲み出てくるような蒸し暑い日とある。

 

今日は後者だった。

冷房の苦手な母が天下を取っている我が職場は、室内温度計が30度を指しても冷房をいれない。

だから、女子校時代みたいに、扇風機の前に行ってはスカートをパタパタさせて太ももあたりに纏わりつく湿気を払うのだ。

母には、みっともない、と言われるけれど気にしない。

大人になってスカートをパタパタさせるのは、なかなかに気持ちがいいと知る。

 

 

泣き虫チエ子さん 愛情編 (集英社文庫 ま 22-3)
 

 今日は、合間合間にこれを読んでいた。益田ミリの「泣き虫チエ子さん 愛情編」。他に何編があるかは知らない。

 

昨日ふらっと本屋に寄った時、湊かなえのを買おうと思ったのだけど、何だか湊かなえは読む前から不安になるので、中和させるものも、と手に取ったのが「泣き虫チエ子さん」だった。

 

この「泣き虫チエ子さん」は、結婚11年目のチエ子さんと、その旦那さんサクちゃんの日常を描いた、何にも起こらないマンガだ。

 

このチエ子さんとサクちゃん夫婦、私と彼氏にめっちゃ似ている。

 

基本的にチエ子さんがしゃべっていて、サクちゃんが「うん、うん」と聞いているところとか。

 

チエ子さんは何にでも感情移入してすぐ泣くけど、サクちゃんはそれがさっぱりわからなくて、でもチエ子さんはそれで全然構わないところとか。

 

チエ子さんの、割と身勝手で、すぐ勝手に怒り、そしてすぐにどうでもよくなれるところ。

サクちゃんの、何かを感じても、取り立てて深く考えず、感じる気持ちのまま、無理に気持ちを作ったりしないところ。

 

多分、いろんな人が読んで、その人その人で共感できるところがある本なんだろうな。

 

そうそう、これだ。と思った一連のキャプションがある。

 

チエ子さんとサクちゃんが、何でもない日に、ふらっと外食に出かけて担々麺を食べているとき。

チエ子さんはサクちゃんに

「サクちゃん  今さ  幸せ  何パーセント?」

と聞くと、サクちゃんは

「120パーセント」

と答える。そうすると、チエ子さんは

「あたしも‼︎」

と同意するところ。

 

チエ子さんにも

サクちゃんにも

それぞれ心配ごとや

悩みなんかもあるのでしょうが

ふたりは

瞬間の幸せを認められる

力を持っているのです。

 

わたしが、彼氏といて感じている「なんとなく」の幸せは、わたしにも彼氏にも、そういう力が多少なりとも備わっているからだと思う。

 

わたしが、彼氏に対して、一気に恋に落ちた瞬間、というのがある。

付き合った後の話なのだけども、

些細なことについて喧嘩した時だった。

 

喧嘩しつつも、夜ご飯を食べる約束をしていたから、近所の平凡な居酒屋さんに入った。

あまり話したくないから、特に相談せずに、それぞれ自分の食べたいものを一品ずつ頼む。

あれは多分彼氏が選んだのだと思うけど、「蟹入りだし巻き卵」という季節限定メニューを頼んだ。

料理を待つ間、お互い無言のまま生ビールをちびちび飲んでいた。

割とすぐに「蟹入りだし巻き卵」が出てきて、お腹が減っていたのもあって、ホカホカのそれを、2人とも同時にそれを口の中に入れたのだった。

その瞬間、思わず彼氏の方を見たら、彼氏も私を見ていた。

「蟹入りだし巻き卵」が、めちゃくちゃ美味しかったのである。

思わず、「めっちゃ美味しいね」と言ったら、同時に彼氏も同じことを言っていた。

その瞬間、なんとなく好きで付き合っていた彼氏のことを、間違いなく好きになった。気がする。

帰り道にきちんと仲直りをして帰ったその夜は、ドキドキして眠れなかった。

 

瞬間の幸せを、認められること、認め合えること。

それは、簡単なようで、多分みんながみんな誰とでもできることではない。

 

なんだか最近彼氏の話ばっかりしているけど、そういう友達もいる。

 

そういう人をちゃんと、大事にしたいなと思う。

どうしても、「嫌われたくない」気持ちが強くて八方美人になりがちだけど、決してそれは悪くはないんだけど。

本当に自分にとって大事なものは、「嫌われたくない」気持ちに押し流されないように、ちゃんとこの腕の中で守っていたい。

 

なんだか蒸し暑いと、考え方も少しべたつくな。軽やかでいたい。

 

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マイベストシーンです。 

 

仕事終わりの彼氏から、これから少しドライブしない?と誘われたので、二つ返事でついていく。

 

夏の夜は軽やかだ。

 

こじゃれた気分

夏の高校野球、宮城大会は、準決勝の仙台育英vs東陵高校延長15回で引き分け再試合と盛り上がっております。

 

 

 

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これは、少し目を離した隙に、犬に噛まれ、無残な姿になった、私のアイフォンケース。

 

すごく怒ったのに、全然悪びれない表情で私の足にまとわりついてくるので、憎めない。

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昨日は、午前中だけ学校だった。

前日の夜、勉強の途中で寝落ちしてしまい、朝方まで椅子の上で寝てしまったので、すごく体が怠かった。

でも、土曜の授業は休みたくなかったので、重い体を運ぶようにして何とか、仙台駅まで着いた。

午前中で授業は終わるので、学校へ直行しても良かったのだけど、何となく寄り道したくて、駅の中にあるファミリーマートに寄って、ぐるっと一周した。

特に買いたいものがなかったので、無駄にもう一周してからファミリーマートを出て、いつもと同じ地下通路に入る。

 

すると、向かいから何だか知ってる人が歩いてきた、と思った直後、すぐにそれが彼氏であることに気付いた。

彼氏の仕事場は、私の通う学校のすぐ近くにあるのだ。

突然のことに、なかなかにびっくりして

「お」

「おぉ」

「おおぉ〜〜」

と、「お」だけで会話した。

そのあと壁際に寄って、

 

仕事中でこれから外回りにいくこと、

寝不足で眠いこと、

今度の花火に着ていく浴衣を実家から送ってもらうことを聞いた。

私は、

これから学校に行くところだということ、

昨日椅子で寝てしまって体が怠いこと、

花火の日、男性の浴衣の着付けは初めてなので、午前中からさせてほしいことを話した。

 

つい先日会って、また数日後に会う人と、偶然会って、他愛もない会話をして、じゃあね、と手を振っただけなのに、急に体が軽くなって、寄ろうと思っていたサンクス(もう既に売っているものはファミリーマートだ)には寄らずに学校へ直行した。

 

 

彼氏は偉大だ。

私は、大学卒業ギリギリで自動車免許をとれたのも、

前職のとき、激務でも、たまの休日には外で楽しいことをしようと思えたのも、

また前職をきちんとやめれたのも、

今勉強を頑張れているのも、

彼氏のおかげだと思っている。

普段は頼りないけれど、いざという時は多分頼りになるし、この人と歩いていれば自分は大丈夫、と思える。

 

そういえば。むかし、

「いざという時頼りになるけど、普段は頼りない人」と

「普段は頼れるけど、いざという時には役に立たない人」と

どちらが良いかという話を友人としたことがある。

私は前者、友人は後者がいいと言って、お互い一歩も譲らずになんだか喧嘩みたいになってしまった記憶がある。

 

友人もきっと、嫌な例を見てきたから喧嘩になる程、強く主張したのだと思う。

友人が見ていたのはきっと、普段から頼りない人間が、いざという時に責任を買って出た(そしてあまりうまくいかなかった)、というようなことだろう。

 

逆に、私は、家業が生死に関わるところの仕事をしているので、後者のような人間を山ほど見てきた。

最悪なのは、普段は仏のような仮面を被って人格者のような顔をしているのに、いざ人が病気をしたり死んだり大きいことが起こって、重大な責任が発生すると我先にと逃げたがる人間だ。

最悪パターンじゃなくても、そういう人間をたくさん見てきて、絶対ああいう人間とは自分の大事なことを共有したくないと思ったのだ。

 

もちろん、普段から頼り甲斐があって、いざという時も頼れる人間が1番なのだけど。

 

私は自分の選択は間違ってないな、と思っている。

もちろん、どちらが正しくてどちらが間違いということはなくて、人と人は、補い合うものだし、相性というものもあるし、二極論では到底語れないけれど。

 

つまり、私に関していえば、彼氏という選択は、いい感じ、ということだ。

 

話を戻すけど、彼氏は、いいやつ。

惚気みたいですみませんね。

 

夜は、賞味期限切れの取り寄せラーメン(冷凍)を食べて、ものすごい腹痛に襲われて、お腹を抱えて寝た。

 

朝起きたら、すっかり治っていた。

 

今日はとても、静かな1日だった。

雨の音が優しい、というこじゃれた表現を覚えたのはいつだったかなぁ、などと思った。

そういう、こじゃれた気分だった。

 

HALFWAY

HALFWAY

早稲田を受験する時に1万回くらい聴いた。清宮くん残念だったね。



トゲトゲ

最近、13時過ぎからヒグラシが鳴き始めるのでたまったもんじゃない。

ヒグラシは夕方に鳴いてくれ。

 

あと、みーんな、フジロックか布博の写真をSNSにアップしていてたまったもんじゃない。

楽しそうで何より。わたしも行きたい。

 

なんか心がトゲトゲしている。

 

そんなときに、両親が、弟(家業を継ぐ予定)の恋愛にどれくらい関わるかという喧嘩をしていて、心の中はキレたカホコ状態です。

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うるさいうるさいうるさいうるさい!だまれだまれだまれだまれ!!

 

いくら後継だ、嫁だっていったって、この平成の世の中、ハタチ過ぎた息子の恋愛に口出ししない方がいいと思う。

本人のいないところで"も"!

確かに、恋の熱に浮かれてる感も、二人とも幼稚で危うい感も分かるけれども。

そこはもうほっとこうよ。

公人なわけでも、不倫してる訳でもないんだからさ!(時事問題)

 という態度を取っていると、

母「アンタは他人事だからいいよね!私は結婚したら一緒に仕事して一緒に住まなきゃいけないんだからね!」

 と。

エェェ〜〜そういうことじゃないんだけどな。ため息が出ちゃうわ。

 

 私の好きなものすごい愛(@a_bazure)さんが、ご両親と彼氏の初対面した話を書いていたので、このトゲトゲを和らげるために、わたしも彼氏と両親の初対面の話を書きます。


まず、わたしの彼氏は無口。

人と積極的にコミュニケーションをとれるタイプではなく、初対面の人、特に目上の人との会話で、話を広げたり自分の話をしたりするのが苦手な人。

 

別にわたしは、そんな事はたいして重要じゃないと思ってるし、そのぶんの無駄なコミュニケーション能力はわたしが持ってるのでいいと思ってるのだけど。

 でも、わたしの親は分かりやすく

「育ちの良い、明るくてハキハキとした爽やかな良い子」

が好きなのは目に見えてわかっていたので、ちょっと会わせるのが不安だった。彼氏、育ちは良い方だし、爽やかでないわけではないとはおもうんだけど、明るくてハキハキって感じではないから。

 

おまけに、母は割と辛口評価な上に、父はそういう母の意見に流されやすい。

その代わり、父は、自分が一度口に出した事は意地でも曲げないけど、母は割とコロコロ意見を変える。

 

結婚の話がなんとなく出始めて、私の親が彼氏に会いたいと言い始めた時、私は思った。

2人同時だと、会った直後に母が辛口率直意見を言う→父親賛同するとともに完全にこの印象から抜け出せない。母がそこから印象回復しても父はしない。
というストーリーが目に見える…

 

自分の両親が、彼氏に少しでも好印象を持ってもらいたいというめっちゃ良い彼女の良心から、どっちか最初に単独で会わせりゃいいんじゃないか?と閃いた。

 

そんな時に、父が東京へ出張で来るというので、「ヨシキタ!!」とばかりに張り切って彼氏と父親との食事をセッティングした。

 

 しかし。

まだ前職を辞める決意をする前だったのだけど、

まず私が、早く終わるはずの仕事が、クライアントの急な予定変更で驚異の2時間押し、

21:00の待ち合わせ時間に1時間半の遅刻をし、別々に待たせていた父親と彼氏、両方を激怒させ、2人は私の仕事に関しての文句で意気投合して、結局その日は、私が2人に「仕事を辞めろ」コールをされた記念日になった。

 

お陰で父の彼氏への印象は「価値観が合う奴」となった。

 

その後、仙台にて四者面談が開催されて、母は案の定「良い人そうだけど、もっとハキハキしゃべれば良いのにね〜〜、全然こっちが話題振っても広げないよね〜〜」と辛口評価だったけど、父は「頼りないけど、絶対悪いことできなさそうじゃん」と割と流されずに持ちこたえてくれた。

 

ちなみに彼氏の両親の印象は「めっちゃ喋る」だった。

わたしは「お前が喋らないんだよ」と思う一方「確かに」とも思った。

 

わたしもめっちゃ喋るが、両親も初対面の人との席でこれでもかと喋るので、彼氏はそのマシンガン的スピードについてこれなかったのだ。

家族でいるときは、マシンガン的スピードなことになど気付かなかったから、外の人から見ないと分からないものだな、などと感心していた。

 

 

ここまで書いて、心のトゲトゲの原因がひとつ分かった。

今日、服の中にちっちゃい毛虫が入っていたのだ。

心だけじゃなくて体もチクチクトゲトゲである。

 

ほんと、虫はきらいだ。

サボタージュ

最近学校をサボっている。

火水木とある19:00〜21:30の授業をサボっている。

 

サボる、というのはなんて甘美な響きなのだろう。

サボる、と言いたいだけのような気もする。サボタージュ

 

話は変わって、大学の時に入っていたゼミ内で「えこひいきの会」というのがある。

その名の通り、ゼミの先生と、先生が個人的に気に入っている同学年の生徒(わたし含めて3人)で構成する会であり、主な活動はお酒を飲みながら最近あったことを報告する(特に悪いこと)、呑んだくれながら先生の虚弱なメンタルを回復させる、といったところ。

 

「えこひいき」の是非に関する先生の言い分としては、

大学在学中は全員同じ授業料を払って、それぞれの熱量を持ってゼミに参加しているわけだから、教授によるえこひいきは許されないが、

一旦大学を卒業してしまえば、授業料も熱量も関係なくなり、ゼミにおけるディスカッションで考え方や性格を見て「えこひいき」したいと思っていた元・生徒を、元・ゼミ教授が個人的に会合に誘うだけであるので問題ない。

という、なんだか納得させられてしまう理屈である。

 

ちなみにわたしの学年は「えこひいきの会」という名前であるけれど、上の学年にも下の学年にも同様の理屈にて結成された様々な会が各学年1つは存在する。

教授の闇を感じる。

 

さて、その「えこひいきの会」のお誘いが久々に来た。

残念ながら参加はできないけれど、どんな話が繰り広げられるのか、想像するだけで楽しい。

 

ちなみに、うちの学部のゼミは、各ゼミの説明会があり、希望を出した後、教授との面接とそれまでの成績で選抜されるのだけど、

だいたいのゼミは成績がよければ入れるところばかりのなか、

うちのゼミは、成績はほとんど見ず、教授が「こいつ面白いな」という独断と偏見により選抜されたメンバーが集まるので、ディスカッションが本当に面白かった。

教授の独断と偏見で選ばれたとはいえ、考え方や性格が偏っているかといえばそうではなく、確かにちょっと変わった人たちの集まりだったのだけれど、「ディスカッション・議論を盛り上げることのできる能力」が高い人が多いという感じだった。

というのは、ディスカッションというのは1つの議論について賛成反対に別れて意見を戦わせるものだけれど、

だいたいの場合、用意してきたこちら側の意見と想像していたあちら側の意見がぶつかって、想像の範囲をでない結論に落ち着く。

私はそういうやる気のないディスカッションしか経験してこなかったのだけれど、このゼミではそんなディスカッションなどなかった。

ディスカッションは、用意していたこちら側の意見と、想像していたあちら側の意見がぶつかるところは同じなのだけれど、そのぶつかり合いが、どんどん具体的な事象の議論から、社会学的な議論に昇華していくのだ(社会学部なのでね)。しかし元の議論は忘れず、よって議論は2時間も3時間も続いたこともあった。

それは決して平行線ではなく、どんどん登り続けていく螺旋のように、ときに尽きないおしゃべりのように、続いて、広がっていく私たちが作り出す世界は、あらゆる議論の可能性に満ちていて美しかった。

 

私はそのゼミは一度もサボらなかった。

一回とてその世界を体感するチャンスを逃したくなかったから。

 

あのゼミは、サボタージュという甘美な響きを超えた、美しい世界だったのだ。

 

なーんて、ちょっと詩的に書いてみたかっただけです。

 

でも、本当に、教授もゼミ生も面白い人たちで楽しかった。

その中でも、「えこひいきの会」メンバーは厳選された感がすごくて、ただの教授の個人的好みなだけなのだけど、ちょっとやっぱり誇らしい気持ちがある。

 

今回の「えこひいきの会」行きたかったな〜〜東京行きたいな〜〜はあ。

勉強がんばろう。

 

 

p.s.ひよっこ過保護のカホコも、怒涛の展開に入ってますね。目が離せません…

先日、彼氏に「8m位離れたところから目を細めると有村架純に似てる」と言われました。腹パンはしました。

 

サラウンド

サラウンド

 

思いやりの誕生日

昨日は彼氏の誕生日だった。

 昼前に集合して、めちゃくちゃおいしいケーキ屋で2人ぶんのケーキと、2と4のろうそくを買って彼氏の部屋の冷蔵庫に入れる。

雨降りそうだね、と洗濯物を2人で部屋に干していると案の定ザァザァと雨が降り始める。勘が冴えている。

ちょうど土用の丑の日なので、うなぎを食べに街へ出る。一番安いうな重と、うまきを頼んでお腹いっぱいにした後、

こないだ行ったオシャンなカフェへ、食後のコーヒーを飲みに。

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この間は空いていたけど、昨日は割と混んでいて、お洒落ボーイやお洒落マダムたちが談笑する空間になっていた。

 

夜ご飯までの時間、映画を観たいという話になり、上映中の映画を探す。

ちょうどいい時間に、みんな大好き「ミニオンズ」シリーズの、「怪盗グルーのミニオン大脱走」が駅前のトーホーシネマズでやっているのでそれを見に行った。

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グルーの双子の兄弟が出て来るのだけど、最後のクレジットまで聴き覚えのある声が誰かわからなくて、結局、生瀬勝久だったんだけど、なんか「あぁーーーーー!!」という、やっとわかった時の爽快感はなくて、じめっとした。

天気のせいかな。

ミニオンたちは相変わらず可愛かったけど出番は少なかったな。でも、刑務所でのミュージカル調な脱出劇はめちゃくちゃよかった。

 

ちょうどよい時間に映画を観終わり、晩御飯を食べに行く。

 

あらかじめ、何が食べたい?と聞いておいた時、案の定「分厚い肉」と言われていたので、ちょっといい焼肉屋を予約していた。

サーロインの分厚い肉を始めとして、良い肉を腹八分目の法則で食べようと決める。

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どれも、脂が乗っていて美味しい。

ビールも、昼間に我慢した甲斐があってとても美味しかった。

お酒の二杯目。

そういえば彼氏は赤ワインが好きだったな、と思い出し、(私はちょっと苦手なのだけど)赤ワインをハーフボトルでもらうことを提案したところ彼氏も「いいんじゃない」と賛同したので頼む。

しかし、彼氏がグラス一杯ほど飲んだところで「俺、赤ワインダメだわ、、きついな」と言った。

「え、前好きだったじゃん」と私。

「それ、かなり前の話でしょ…」と彼氏。

どうやらお互い苦手なのに、どちらも「相手が飲みたいというなら、まぁいいか…」となり、そして彼氏は「やっぱダメだった」らしい。

そして彼氏のために頼んだ自称・酒豪の私もグラス3杯ほどでダメだった。

お互いに「そうならそうと言えよ…」みたいな空気になったけど、そもそも私が、自分が苦手なものを勝手な思い込みで提案してしまったのだから、申し訳なかったな、と思い直す。

グラスワインを4杯飲んだと思えば、そんなに気にするほどの値段ではなかったので、そのワインは料理用に持ち帰りにしてもらい(もったいない)、それぞれ彼氏は梅酒のロック、私はあらごし林檎酒の水割りを頼んだ。

私は滅多に甘いお酒を飲まないので「明日台風が来るんじゃないの」と彼氏に驚かれた。

甘いので口直ししたいくらい、赤ワインが苦手なのだ、と言うのはやめておいた。

 

私と彼氏は、仲が良いし、お互いに思いやることもできるし、「ありがとう」「ごめんね」をちゃんと素直に言い合うことができる間柄だけれど、

たまに、勝手な思い込みで、

優しさだと思って無理をしてしまい、

またそういう時に限ってその優しさが裏目に出たりして、

そうすると自分が無理をしているから「やってあげたのに」感がこみあげてきて、

気まずくなる。

ということが多々ある。

押し付けがましくなく思いやろうという意図から、ちゃんと確認したりせずにそういうことになってしまっているので、もはや押し付けがましくてもいいから、その都度、ちゃんと言葉にして確認しようと思った。

相手のことを想っているが故の優しさが、ただの押し売りにならないように気をつけなきゃいけないな。

 

 

結局、いい脂を腹八分目どころか満腹まで詰め込んでしまい、ワインの一件は忘れて陽気な気分で、彼氏の部屋で待つケーキの元へ帰る。

 

ケーキは幸せの元だ。

誰だかが、好きな食べ物をケーキと即答できる女の子になりたい、みたいなことを言っていたけど、ケーキを食べている最中だけは、好きな食べ物はケーキだと言い切れる。

食べ終わった瞬間からはわからないけど。

 

彼氏の24歳の抱負は、「色々頑張る」だそう。

そうだね、頑張ることは大事だね。

 

頑張れる人は偉いです。

頑張ろう。

 

 

こないだの、オールナイトニッポンGOLD満島ひかり回、めちゃくちゃよかったですね。