ピンクとキラキラ

世界の終わりに寿司が食べたい。

銭湯に行きたいネ

唐突なんですが、仙台には昔ながらの銭湯はすごく少ない。

 

昔ながらの銭湯にふらっと行けるところが、東京の好きなところの1つだった。

 

仙台に多い、便利なスーパー銭湯もいいけれど、車でしか行けないし(お酒が飲めない!)、やっぱり番台で460円払って暖簾をくぐりたい。

おばあちゃん達の世間話に耳を傾けたい。フルーツ牛乳飲みながら、NHKの再放送とか見たい。

券売機や休憩所もいいけれど、帰りのコンビニで買ったビールを飲みながら家に帰って、そのままベッドに倒れこみたい。

 

そんな欲が爆発しそうなお盆です。

 

東京OL時代(前職の時を、こう呼ぶことにしました)に、よく行っていたのは、

品川区中延 「松の湯」と、

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大田区南雪谷「明神湯」。

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ふたつとも、家が近かったというのが大きな理由なんだけども、どちらもしっかり、昔の銭湯な感じを残していてくれて、めっちゃよかった。

 

松の湯は、何と言っても天然温泉、そして露天風呂。サウナもあった。

それまで、サウナってあまり長く入ることはしたことなかったのだけど、あるとき、とても健康そうなお姉さま(60代くらい)に「水風呂と交互に入ると良いよ!」と教えてもらって実践したらめちゃくちゃ気持ちよかったので、その後よくやった。

その後(少し休憩した後)に入る露天風呂も、めちゃくちゃ気持ちよかった。ただ外にある風呂なんじゃなくて、庭園みたいな作りになっているのがまた良い。雪の日などはここが都会の真ん中品川区(のはじっこ)なことを忘れそうだった。

これが駅から徒歩5分にあるの、最高だなと思った。東京ならでは。

 あと、ここの好きなところは、日曜日には午前10時から入れること。

よく、土曜日に休日出勤して、朝方帰ってきて、そのまま着替えだけ持って、日曜日の朝一番でここへ来た。せいいっぱいドロドロになるまで働いた後の大きいお風呂、最高に気持ちいい。

 そして、常連のお姉さま達(50〜70代)と一緒に「噂の東京マガジン」を見ながら、ポカリをゴクゴク飲む。

日曜日が正午にして完璧になる瞬間。

 

一方の明神湯は、まず門構えが最高。

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入ると下駄箱から男女分かれていて、靴を脱いで暖簾をくぐると脱衣所の間の高いところに番台があるのが!これぞ!って感じだ。

脱衣所にはなぜか金魚の水槽があって、なんだか癒された。

古いドライヤーチェア?みたいなものがあったり、ほんとに昭和からのものを大事に使っているのが分かる。

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これです。

背景画も素敵だ。手練れらしきお姉さま()達もたくさんいらっしゃって、ドキドキする。熱めのお湯がまた良い。

ここはよく彼氏と行ったのだけど、番台のおばあちゃんが、ちゃんと男女のペアを覚えててくれる。

冬に行った時、彼氏が出ようとしたら、わたしがまだ髪を乾かしているのを見て、彼氏に「まだお姉ちゃん乾かしてるから、中で待ってたほうがいいよ。」と彼氏に教えてくれた。もちろんわたしもそれが聞こえていて、なんだか、そういうのにキュンと来てしまった。

 ちなみに、古いドライヤーチェアはチャレンジしたけど、使い方がいまいちわからず、頭をぶつけまくった。それもまた楽しい。

帰りにビールのロング缶を買って、一本を彼氏と交互に飲みながら20分くらい散歩して歩くのも楽しかった。

 

ほかにも学生時代に行った銭湯とか、どこもそれぞれの良さがあって、東京から失われてほしくないものの中でかなり上位だ。

 

と、スイカの匂いのバスソルトを入れた風呂に浸かりながらこれを書いている。

 

時に、今日のひよっこは本当に単純に泣けた…

豊子と澄子が、この物語のひとつの合言葉である「頑張ってればいいことがある」を分かりやすく表現してくれたのもそうだし(最後の問題のドラマチックさにはやられてしまった)、

豊子の、「勉強がしたかったのに仕方なく働きに出てきた」ところから「得意な勉強で家族を助け、友人に幸せをもたらす」へという成長を見守ってきた私たちに、カメラ目線で、喜びに満ちた顔で、「澄子、ハワイ行くど!」はズルイ!

はぁ…相変わらず最高です。

 

スイカの匂いに飽きてきたのでこの辺で。

 

明日も仕事頑張るぞー

DUB湯

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今を生きたいネ

昨日、記事の閲覧数が一気に上がってしまい、びびって更新できなかった…

 

昨日は割とあったかくて、少し元気を取り戻した。

 

夜、学生の時にめっちゃ好きだった人にメッタメタに振られる夢を見た。

それでもわたしはヘラヘラ笑っていて、寝ても覚めても自分が情けない。

それでも昨日より今日が元気というのは幸せなことだ。

 

明後日、昔自分の部屋だったところに弟の友人が泊まりにくるので片付けろと言われて、上京する前に色々突っ込んだままのものを引っ張り出した。

 

昔に読んでいた漫画、恥ずかしい。

 

 

Get love!! 1―フィールドの王子さま (フラワーコミックス)

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素晴らしい世界 (1) (サンデーGXコミックス)

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砂時計(1) (フラワーコミックス)
 

 

 全部、ブックオフ行き。

1円にでもなればいい方だ。

 

服とかも、埃をかぶって残っていた。

象が大好きな私に、塾の先生がくれたド派手な象柄のセーター。茶色地に黄色の象が編まれている。

無くしたと思っていた白いワンピースもあった(黄ばんでた)。

高校の時に母からもらったマフラー。

セーターとワンピースはゴミ袋に突っ込んだ。マフラーは可愛かったのでまた使おう。

 

中学の時に使っていたデジカメも出て来た。

電源が入らなかったので、中のフラッシュメモリ(!)を取り出してパソコンで中身を確認する。

なんか懐かしいものが入ってはいないかと思ったけど、中はまっさらだった。

 

安物のコンパクトデジカメで空ばかり撮っていたことしか覚えてない、と思ったら、少しばかり現像した写真が出て来た。

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クソつまらんかったので、空のフラッシュメモリと一緒に捨てた。

 

昔に友達からもらった手紙やら、友達に出そうと思って出せなかった手紙やらがわんさか出て来た。

こういうのは出て来てほしくなかった…

文字も文体も書いてる内容も恥ずかしい。

好きな人のことが、好きで好きで仕方ないことを、言葉を尽くして友達に伝えたいけど、語彙がないので少女漫画や恋愛小説で聞きかじった言葉を並べたみたいな手紙になっている。

10年前の自分、頭悪そう。

今描いている手紙やブログも10年後には恥ずかしくなっているのかしらん。

それは成長したってことになるのかしらん。だとしたら、まぁいいんだけど。

 

高校卒業した時に、袴をはいて写真館で撮ってもらった写真も出て来て、全然かわいくなくて笑った。受験太りで顔も体もパンパンで、目も当てられない。

でも、まぁそれも成長ということで。

手紙は改めて整理したいのでとりあえずとっておく。

 

大学生まで、私は本当に物が捨てられない人だった。

思い出のものは、ちょっとしたものでもいつまでも持っておきたくて、捨てられない。

ちょっと壊れても、何かに使えるかもってとっておくので、ゴミみたいなものが詰まってる缶箱が何個もあった。布の切れ端とか、インクの切れたボールペンとか、何かのバッテリーの蓋とか。そんなのばっかり。

趣味が合わなくて気なくなった服も、読まなくなった本も捨てられない。だからどんどん持ち物が多くなっていく。

 

6畳二間に暮らしてた頃、人間関係や自意識のなかで悩んでいた時に、モノがやたら多いというのがいけないんじゃないか?と思って一気に捨てた。

「これはまだ捨てなくてもいいでしょ」というボーダーラインをすこしあげたらどんどん捨てるものが出て来た。

服も本もしこたま売ったのに、合わせて1万円にもならなかったけど、とてもスッキリした。

思い出のものは、どうしても捨てられない卒アルとかは実家に送り返して、中学生以前の手紙とかは全部捨てた。

それでも、細々した趣味が多かったのもあって、スッキリとした部屋にはならなかった。

悩みは大して解決されなかったし、かといってミニマリストになるほどの覚悟はなかったので、ちょっとした断捨離に終わった。

でも、あれ以来割とものを捨てられるようになった。

 

あれから3年くらい経ってわかることは、

大事な過去は、ものなんか残しておかなくてもきちんと自分の中にあるんだな、ということ。

たまに美化されちゃうけど、たまに、ちょっとくらいなら、まぁ大丈夫ってこと。

今大事だと思ってるものが、5年後10年後も大事かもわからないってこと。

 

先のことなんかわからないけど、昨日より良い今日は、割とある。

今を生きていたいね。

 

今を生きて

今を生きて


今日よりも明日はもっといい日みたいな歌詞の歌があった気がしたけど忘れてしまった。

 

 

寒いから泣きたくなっちゃうネ

仙台は寒い。とても寒い。

どのくらい寒いかというと、夜半袖短パンにタオルケットだけで寝ると次の日風邪ひくぐらいには寒い。

 

東京はあったかそう。

友人達の休みが始まり、バーベキューしたり、花火したり、海外旅行へ行ったり、集まって飲んだりしている投稿がSNSで目立ち始める。

 

昨日の夜中、唐突に友人から電話がかかってきた。向こうは友達3人で家でお泊まり会をしていてとても楽しそう。

電話してくれて、私のこと思い出してくれて、とても嬉しかった。

でも、おしゃべりしたいのに、繁忙期の仕事と、その後の勉強でヘロヘロなこともあって、頭が回らなくて何も口から出てこない。

おんなじような質問を何度もしてしまったり、黙り込んでしまったり、電話の向こう側の出来事に全然関心が持てなくて、泣きそうになった。

いま、私にとって東京はとても遠い国みたいなのだ。

 

こんな寒い田舎で、全然人と喋らずに過ごして、どんどんつまんない人間になって行く気がして、たまらなく悲しいな、と思ったらさらに何も言えなくなった。

そうしていたら友達に「つまんねぇな」と言われ、その通りだと思った。

別に最初から自分のことを面白い人間だと思ったことなんてないけれど、一度だけでも、私のことを「面白い」って言ってくれた人に、「つまんねぇ」と言われるのは、自分の変化(どちらかというと悪い意味)を感じてるからこそ辛かった。

 

私が客観的に面白いつまんないは、他人が決めることで、どうしようもない。その評価にたまらなく傷ついてしまうのは、私が、今の私に自信を持てないからだ。

基本的に超ポジティブ人間の私がこんなに暗い気持ちでいることを、田舎のせいにするのも、仕事を辞めたせいにするのも、家族のせいにするのも、彼氏のせいにするのも簡単だけど、とりあえず今は気温のせいにしておく。

仙台が寒いのが悪い。

早くあったかくなれ。

 

そういえば、暗い気持ちでいる時にAmazonで注文していたこれが届いた。

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読んだ。めちゃくちゃ愛おしかった。

何かへの愛ゆえに金を使い、貯金を崩し、生活費を削る女達が。

そんな風に夢中になれるものに、私はまだ出会ったことがない。 

 

感想を見ていると「使ってる金額が中途半端」「もっと狂ってる人いるよ」というものが多いけど、これはそういう「スゴイ人」を見るために読むものじゃないと私は思った。「こんなにお金をかけてる私スゴイ愛があるでしょ」ではない。

 

私は昔、「鳥類」と「は虫類」の図鑑がとても好きだったのだけれど、それを見る感覚に近かった。「愛でる」という感覚。

好きなものを語る(その一種のバロメーターとして登場するお金)女達ってすごく可愛い。

心の赴くままに何かを愛してる女って、すごく愛おしい。

お金という理性が絡むものを使用するにもかかわらず、ブレーキはすでに壊れていて(直した人もいた)、ゾクゾクする。

それは突飛なものでなく、どちらかというと平均的な「浪費」だからこそそれの奥に広がりを感じて、「図鑑」になっている。

私はこれからも、たまに開いて彼女達を愛でるんだろうと思う。

 

 

 

明日は少しあったかくなるといいな。

 

お嫁においで

お嫁においで

蒼い星くず

蒼い星くず

暗い気分の時に、元気を出したい時は、とりあえず加山雄三あたりから始めよう。

先生からのメール「Re:時節のご挨拶」

◯◯さん

 

残暑お見舞い申し上げます! ご連絡ありがとうございます。お元気そうでなによりです。

 

はい、きのうえこひいきの会、渋谷で開催されました。◯◯さんがお忙しい時期になってしまい、申しわけありません! △△さん、××さん(2人ともえこひいきの会メンバー)ともお元気でした~。××さんはあいかわらず(韓国アイドル)の追っかけで忙しいようですが、ちょうどきのう11月から3カ月マレーシアでの海外研修が決まったところで、ほっとしたという感じでした。△△さんは、取材で京都に行ったり、年明けにはロンドンに行く、ということで、忙しくも充実しているようにお見受けしました。

アイちゃん(先生の娘・仮名)の将来問題などでたいそう盛り上がり、とても楽しい会でした。

 

私のほうは、7月20日ごろに関西での仕事が終わり、東京に戻ってきました。3月末から数えて東京・関西14往復(!)、なんとか乗り切った感じですね~。

なのに、アイちゃんが夏に京都に行きたいということで、先週は家族で関西。関西拠点に3人で合宿生活みたいな感じで泊まり、京都歩きを3日間、1日は宝塚を見る、という旅でしたが、なかなかよかったです。

先週の関西はひどい猛暑でしたが、そのまえの週の東京が梅雨みたいな気候で(きょうもそうですね)、かえって元気が出た感じです。これから8月中はずっと東京で、書く仕事しなくちゃです。

 

◯◯さんも充実した毎日をお過ごしですね。法律の勉強、頭の使い方が違っておもしろいんじゃないかなと思います。ブログもおもしろそうですね。でも同じ人とだけ会ってると、どうしても煮詰まってしまうことがあるので、適当に外に開くようにしてくださいね。私めは、各種卒業生の会に開いていただいている感じでございますね(笑)。

 

きのうは別れ際に、半年後くらいに次回、という話をしていました。次回は◯◯さんをえこひいきして(笑)、◯◯さんのご都合がつく日程に開催いたしましょう!

では、忙しい時期、くれぐれもからだに気をつけて、元気でよき夏をお過ごしくださいね。またいつでもご連絡くださいませ。それではまた!

 

 

という返信が来た。先生とのメールのやりとりが好きだ。

「えこひいきの会」について▷サボタージュ - ピンクとキラキラ

私の先生へのメール▷先生へのメール「時節のご挨拶」 - ピンクとキラキラ

 

 

昨日は妹が帰省して来て、両親と4人で焼肉を食べた。

いつも父に合わせて赤ワインを飲んでいたけど、昨日はスパークリングワインにしたら全く悪酔いしなかった。わたしにとって赤ワインは鬼門みたいだ。

 

 

今日のひよっこは、まるまる田植えのシーンで、とても懐かしい気持ちになった。

わたしが小学生の頃は、小学校の裏の田んぼを一枚借りて、毎年みんなで田植えをしていた。

実際ほとんどの子の家が兼業農家なんだけども、全て機械でやってしまうから「手植え」体験としてやっていた。

 

長靴ではなく裸足が原則だった。ズブズブ田んぼに入って行くのは、なかなかに気持ち悪かった。まだ土も冷たい。足がなかなか抜けなくてしょっちゅう転ぶし、ヒルにも噛まれる。カエルがジャージの短パンの中に入ってくる。

今でも、それぞれの初めの気持ち悪さ、後から来る愉快さはなんとなく覚えてる。

チョン、チョン、と軽く植えて行くだけなので、雨や風で飛んで行ってしまいそうな小さな苗が、夏には根を張りしっかり上を向いて青い穂を出し、秋には黄金の実を垂れる様子を、私たちは身近に見ることができた。

 

秋には稲刈りもする。家から鎌を持って来て、長靴を履いてザックザック刈った。そして、後日そのコメを蒸してもらって、近所の人たちを呼んで餅つき大会をする。

つきたての餅を、おばあちゃん達が、チュルン、チュルン、とちぎってくれて、紙皿に乗せてくれる。

そこにきな粉や餡子や納豆など、自分が好きなトッピングをして食べた。

お米から上がる湯気の匂い、おばあちゃん達の手のシワ、つきたての餅の美味しさ。

そういう懐かしい風景を、持っていて良かった、宝だ、と思う。

 

実さんにも、そういう懐かしいものが、心のどこか、身体のどこかが覚えていて、人間というのは、きっとそういうものに支えられて生きて行くのかもしれない。

と思った。

 

 

 

仙台は梅雨がやっと始まったみたいに天気が悪くて寒いから、何だかやる気が出ないけれど、お盆は働かなくてはならない。

お盆は、家では昔から繁忙期で、前職でもお盆休みなどなく、故に私は「お盆休み」(お盆=休み、お盆+休み)という概念に実感が伴わない。

 

 お墓参りはお盆前に済ませて、お盆終わったら、休もう。

 

先生へのメール「時節のご挨拶」

先生へ

 

ご無沙汰しております。「えこひいきの会」の◯◯です。
暑中お見舞い代わりを、メールにて失礼致します。

 

四月にメールをいただいた時に、返信しようと思ったのですが、「今は返信がたくさん来て混み合っているだろうから少し後にしよう」と思いながら、先延ばしにしてしまい、とうとうタイミングがつかめないまま今日に至ってしまいました。

 

関西での生活は如何ですか?
夏は東京よりも暑いのではないでしょうか。先日の台風ではご不便などありませんでしたか?

私の方は、昨年お話ししたように、仙台で実家の事務と家事の手伝いをして給料泥棒をしながら、資格取得の為法律の勉強をしております。
今まで一人暮らしを6年近くしてきた為、改めて家族と暮らすというのは、ありがたみもありつつ、他人の都合に生活が左右される煩わしさと静かに戦う日々です。
また、法律の勉強は、社会学の勉強ともまた違いますが、面白いです。
判例を読んでいると、その事件の詳細が気になってしまって進まなくなるのは難点ですが…小さな事件でも、法学勉強の上では重要となることもあり、昔に相続で揉めた何処ぞのおじさんなどに想いを馳せたりなどしております。

ところで、家で仕事をし、残りの時間を家事と勉強に充てているため、家族以外と話をする機会が極端に減りました。
前職の時は、毎日違う人と話す日々だったので(少し極端に言いました)、落差が大きく、なかなかに鬱屈とした思いが体内に溜まっていくのを感じました。
特段何か不満があるわけではないのですが、小さなストレスも、少しずつ変化がある場合と、同じ人と会っている場合(しかも家族)とではやはり違うようです。

そこで、唐突に匿名のブログを書き始めました。友人や知り合いには全く知らせていない、ただ毎日の出来事や思ったことを書き留めるだけのブログですが、文章を不特定多数に向けて書く、考えを吐き出す、といった行為が思った以上にストレス発散と頭と心の整理になりました。
また少しばかりですが読んでくださる方も出てきて、ついでに承認欲求も満たされ、今では比較的快適に日々を過ごせております。

 

以上、私の近況を簡単にご報告させていただきました。

本日、第2回「えこひいきの会」開催予定と伺いました。(△△さんから)
私の予定もだいぶ変動的でして、ちょうど一大行事の日と被ってしまい、出席できず大変残念な思いでいっぱいです。
先生も、徐々に関西に拠点が移って行くのでしょうからまた先にはなりそうですが、次回の開催には、是非参加させていただきたい所存です。

まだまだ夏の気候に振り回される日々は続きそうですので、心身共にご自愛下さい。

 

※えこひいきの会の詳細はコチラ↓

 サボタージュ - ピンクとキラキラ

※先生は、今年の春より東京の大学と関西の大学を掛け持ちで担当しており、来年以降は関西の大学専任となる見通しです。

 

というメールを先生に送りました。

 

 

ところで、

今日のひよっこはよかった…
実さんが遂に奥茨城村に「帰って」来た。

今日は、特にじいちゃんが良かった。
古谷一行の目、表情、立ち姿、後ろ姿、めちゃくちゃ良い。

あまりじいちゃんの気持ちにはフューチャーされないけど、実さんは息子だもんな…
家族の中でも、過ごして来た時間が一番多いはずの息子に、忘れてしまわれるのはどんなに辛いだろうな…
と思うと、どぱどぱ涙が溢れて来た。
今日は早くから人前に出る仕事だったのに、出る前から化粧を直さなきゃいけなくなった。

 

今日は、やなせななさんの歌を聴いて心が洗われました。

たまにはこういう曲聞くのも良いです。亡くなった方に想いを馳せるお盆ですね。

春の雪

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七夕飾りとビアガーデン

台風が大変なことになっている。

こんなに台風らしい天気は久しぶりで、台風クラブを観たくなってしまうな。

 

台風クラブ [DVD]

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さて、またおとといの話。

 

以前ベトナム料理を食べたCちゃんと、もう1人、高校の時の友達Mちゃんと3人で、七夕祭りまっさかりのなか、ビアガーデンへ行ってきた。

ベトナム料理を食べながら - ピンクとキラキラ 

 

Mちゃんは、

3年生のときに私とCちゃんと同じクラスで、就職先がたまたまCちゃんと同じ地元企業だったのだ。

そんな縁もあって3人で集まることになった。

私は夕方まで学校だったので着れなかったけど、2人は浴衣を着てきていて、ふたりとも綺麗なお姉様だった。

26歳というのは、本当に花も盛りな歳なのだという気がしてしまう。ひとそれぞれ花の盛りは違うのだろうけれど。

涼しげな浴衣に、七夕祭りの吹き流しがよく似合っていた。

 

ビアガーデンに行くまでと、帰り道で、仙台七夕まつりの飾り付け(大きな吹き流し)を見ながら歩いた。

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これを見ながら歩くのは、多分高校生の時ぶりじゃないだろうか。

さらにじっくり見て歩くということになると、もはや記憶にない。

 

私が生来の人混み嫌いなのもあると思うけれど、子供にとっては、割とつまらないお祭りなのかもしれない。

2〜3歳頃はまだ、ヒラヒラがいっぱいあって楽しいと思うけど、ヒラヒラが別に楽しくない年齢になると、それはただのヒラヒラと人出が多い街中になってしまう。

 

大人になって、初めて七夕祭りを見た感想、

めっちゃ楽しい…

あの七夕飾りというのは、基本的にアーケード商店街にある店や企業が手作りの飾りを出すのだけれど、それぞれの特色が見えて面白い。

 

特に、(知らなかったのだけれど)笹かまぼこの有名店「鐘崎」と、大手地元デパート「藤崎」は毎年格が違う。どっちも「崎」が付くのは多分関係ない。

 

鐘崎は、有名デザイナーにデザインを依頼したそう。

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鐘崎の作品。

コンテンポラリ!

アーティスティック!

クオリティの高さも見事だった。

ここ数年の作品もネットにガンガン上がっているので気になる方は調べてほしい。吹き流しの概念を変えられる。

鐘崎は七夕祭りの文化継承のため、企業として努力しているらしく、地元の文化を大切にするためにお金をかけられる企業は、めっちゃ良い企業だと思った。

 

この飾りの下では、吹き流しに使われている、八面体の形をしたパッケージに、ミニ笹かまぼこを詰めたものを販売していて、「商売上手〜!」となった。

 

藤崎は、震災以降各小学校から鶴を折ってもらって1つの作品にしているらしい。

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これもまたすごい迫力だった。

中に、巾着やら紙衣やらの七夕飾りがあって、さすが三越と並ぶデパートなだけあるな、という感じ。

 

他の企業も、透かしの和紙を使ったり、吹き流し全体に大きな絵を描いていたり、吹き流しに立体的な飾りをつけたり、、

私は和紙が大好きなので、たくさんの種類の和紙や千代紙が見れるだけでもめちゃくちゃ楽しかった。

 

あとは、昔では考えが及ばなかったけれど、通常業務に加えて、お祭りのためにこれを準備した人たちのことを考えると涙が出た。

飾り付けは、8月6〜8日の三日間飾られるのだけれど、この設置は6日の未明に行われるらしく、心からその献身に感謝した。

その人たちのおかげで、私は美しいものを見られているのだ、と思うと更に七夕飾りが輝いて見えた。

それに観光客の人たちが楽しんでくれていることも、嬉しかった。

 

東北の、他のお祭りというのは、「参加する」ものが多いそうだ。青森のねぷたも、岩手のサンサ祭りも、「みんな一緒に踊ろう!」みたいな祭りだ。

仙台七夕は違う。「見る」祭りだ。

それでも、そういう「美しいもの」を見る、という楽しみ方も、またいいものだな。

 

地元を離れなければ分からなかった魅力というのは、これまで感じていたけれど。

一度外に出て、改めて地元に戻って来なければわからなかった、自分が生まれ育った町の魅力というのも、あるものだなぁと思った。

 

なーんてことを、CちゃんとMちゃんと話しながらビールを飲んだ。f:id:stndk03:20170808113942j:image

湿気ムンムンの屋上テラスで生ビール、美味しかった。

 

自分の生まれ育った町を、なるべく好きでいたいと思った夜だった。

 

 

 

仙台七夕まつり花火大会

前回の記事、二日間のことを全部書いていたらとんでもない大作になりそうだったけど、書きたいことは書いておきたくて、それでも出来るだけ削って…と書いたら三日間かかった。

 

今日からまた気楽な日記に戻る。

 

おとといの話。仙台七夕まつりの前夜祭の花火大会。

前々から、彼氏と二人で浴衣を着て行こうと約束していた。

 

浴衣、大学生の時に自分で選んだ生地で誂えてもらった、超超超素敵な浴衣を持っていたのだけれど、毎年毎年着る機会を逃して社会人になってしまい、6年もの間新品のまま眠っていた。

それを、やっと!やっと着れる時がやってきた。

 

着付けは自分でした。

着物はまだ着れないけど、浴衣くらいは着れる。飾り帯はできないけど、シンプルな文庫結びはできる。

浴衣が超超超素敵だから、絶対に綺麗に着たくて頑張った。

 

自分のスタイルがよく見えるおはしょりの長さまできちんと計算して、胸元は緩まないように、うなじの部分は下品にならないように涼しげに。帯はしっかりと、裾は広がらないように。

汗だくになりながら頑張って着たら、とても綺麗に着れた。

決してスタイルは良くないし、お尻も大きいけれど、着方と浴衣の素敵さで私史上ナンバーワンくらいに可愛かった。

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私はいっつも紺とか白とかばかり選んでしまうのだけど、赤が似合うということを発見してくれたのは彼氏。

感謝、彼氏。

 

車で迎えに来てもらって、彼氏の家で彼氏の着付け。

男性のは初めてだったけれど、なんとか出来た。

元々持ってる浴衣が紺に白模様だったのもあるけど、お腹のぽっこり具合も相待って序の口力士みたいだった。

 

昼過ぎには家を出て、街へ繰り出した。

浴衣で蕎麦を食べるのもいいね、なんて話していたけど、美味しそうなカツ丼屋さんをみつけてしまって、カツカレーの誘惑に負けた。

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ちゃんと辛くて、カツが厚くて、良かった。

お店のおばあちゃんに、「浴衣、素敵ねぇ」と言われてめちゃくちゃ嬉しかった。大声で「ありがとうございます!」って言った。謙遜はしないタイプだ。

 

二人とも慣れない下駄で疲れるので、めっちゃ休み休み、オシャレな雑貨屋さんとか寄りながら、出店が出ている西公園までたどりついた。

西公園にはさすがに、人がわんさかいて、浴衣の女の子たちも溢れるほどいた。

だけど、本当はこういう見方あまりしたくないんだけど、極力公平な目で見ても、私の浴衣が一番素敵だし、着付けも私が一番綺麗だった。

彼氏に「多分だけど、わたし今日、仙台市でナンバーワン可愛いだわ…」と言ったら鼻で笑われた。

和装は童顔と寸胴の味方。

 

でも、男の子も浴衣着ている人がチラホラいたけれど、襟元がだらしなかったり、帯がちゃんと締められてなかったり、背中の縫い合わせ線がずれていたりで、結局私の隣にいる序の口力士が一番良かった。

彼氏に「君も、たぶんナンバーワンカッコいいだわ…」と言ったら、「ありがとう」と言われた。こっちも謙遜はしないタイプだ。

 

屋台で焼鳥と小籠包を買って、途中のセブンでビールとポテチと唐揚げ棒を買って、花火鑑賞の穴場らしい宮城県美術館へ。

打ち上げまで1時間半あったけど、レジャーシートを広げて、ビールで乾杯して、つまみを食べながら待つ。

その前に買った「山と食欲と私」の新刊を2人で読む。

 

 

山と食欲と私 5 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 5 (BUNCH COMICS)

 

 

 個人的に瀧さんが好き。あとフレンチトーストめちゃくちゃ美味しそうだった。

 

そんなことをしていると、打ち上げ時間も近づいてきた。

空を見上げると、分厚い雲で空が覆われていた。

 

嫌な予感はしていた…

折り畳み傘を持ってきていたのも、どこかでこうなることを予測していたから…

 

打ち上げ花火が上がる。

ドーン、と音がすると同時くらいに、分厚い雲がカッと赤く光った。

そして下の方に落ちていく火花が見えた。

 

開始1分で分かった。

こりゃダメだ。

 

たぶん、同じことを思った人たちがほとんどのようで、道はすぐ混み始めた。

とりあえず30分くらい待ってみようか、と30分待ってみるも花火は相変わらず。人が引いてきたところで、私たちも帰路につく。のんびり、30分くらいかけて地下鉄の駅まで歩く。下駄にはだいぶ慣れた。

そのあいだ、ドーンドーンという音と、たまにカッと光る雲を見ながら私たちの花火大会は終わった。

 

悔しかったのでもう一度くらい、どっかの花火大会にいけないものかと考えている。

 

でも、浴衣で2人で街を歩くのだけで大分楽しかった。

夏だけしか着れない季節限定感も相まって、とても興奮した。

浴衣は、めっちゃテンション上がる、ということがわかったので、これからはバンバン着ていきたい、超超超素敵な浴衣だから。

 

若者のすべて

若者のすべて

 

今年の最後の花火にはしないゾ〜!